小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第48話:おまけとあとがき
おまけその1:ドキたま電話相談室
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
リース「・・・・・・えー、どうも。なんで私がここに居るのか、疑問と思います」
フェイト「というか、私もだね。ただ、これには事情があるの」
リース「本編を見て頂いたみなさんは分かると思いますけど、みんな派手に捕まりました」
(そう、ガーディアンのしゅごキャラは、全員黒いランプの中)
リース「なので、しゅごキャラのみんなは来れません。エルちゃん達も、都合が付きませんでした」
(ドS歌姫とそのしゅごキャラ二人は、再び芸能界で輝くために一生懸命頑張っているのです)
フェイト「それは、ヤスフミとリインも同じく」
(二人は二人で、頭抱えてます)
フェイト「それで、今回は私とリースがお悩みを解決です。・・・・・・ど、どうしよう。なんだか緊張してきたんだけど」
リース「それは私もです。とにかく、本日の相談者はV・Tさんです。V・Tさん、聞こえますか?」
V・T『はい、聞こえまーす』
リース「えっと、V・Tさんは番組の趣旨はちゃんと理解なさってくれていますか?」
V・T『うん、大丈夫だよ。というか、前回の放送見てたから、バッチリ』
フェイト「・・・・・・シグナム、ヒドかったもんね。私、頭抱えたもの」
(アレでも一応、二等空尉の優秀な魔導師さんです)
フェイト「それで、V・Tさんのお悩みはなにかな」
V・T『えっと、ヴィ・・・・・・じゃなかった、私のママって、シングルマザーなんです』
リース「あ、そうなんですね。じゃあ、相談はお母さんの事ですか?」
V・T『うん。それでね、私のママ、お友達が結婚とか恋愛とかしてるのに、一人そういうの無いの。
私としては、その・・・・・・パパとか居たら楽しいなーって思うんだ。それでプレッシャーかけたの』
リース「なんて?」
V・T『友達の結婚式に出席した時に、プレッシャーをかけたの。『パパが欲しいな』って。
そうしたら・・・・・・泣き出しちゃったの。泣き出して、私の事抱きしめながらひたすらに泣き出して』
(本日のパーソナリティ、何も言えずに口元を押さえる。その悲しさが、色々と伝わったらしい)
V・T『まぁ、興味がないわけじゃないみたいなんだ。ないみたいなんだけど、さっぱりなの。
というか、あの・・・・・・ママって、フラグメイカーって言うのかな。好きだと思ってくれる男の子が居るんだ』
フェイト「そ、そうなんだ。・・・・・・その人とはダメなんだよね」
V・T『うん、全くだめなの。ママは、友達って意識ですから』
リース「あぁ、やっぱりですか」
(そして、頭を抱える。パーソナリティもだけど,相談者も同じく)
V・T『私、娘としてどうすればいいんだろ。出来れば応援とかしたいんだけど、それでまた泣かれるのも嫌だし』
フェイト「それは困ったね。ママの意志を無視してどうこうって言うのは、やっぱり違うし・・・・・・うーん、どうしよう。というか、結婚出来るの?」
リース「私に聞かれても答えられませんよっ!! えっと、あの・・・・・・幸せなら、いいと思うんです。
結婚だけが全てではありませんし、親子二人で楽しくくらせるなら、それが1番じゃないかと」
V・T『でも、ヴィヴィオもパパってちょっと憧れるんだ』
リース「う・・・・・・ど、どうしましょう」
フェイト「いっそお見合い・・・・・・は、断ってるんだよね。うん、分かってる。
でも、そういうのから出会いが生まれる場合もあるし、やっぱりママ自身の気持ちなのかなぁ」
全員『うーん・・・・・・どうしよう』
(本日の結論:『・・・・・・人生には、電話相談したって答えの出ない事があります』。
ドキたま電話相談室、次回に・・・・・・続く?)
あとがき
恭文「さて、後々のネタ振りなんかもしつつ、ドキたま1年目もあと1話ですよ。
というわけで、本日のあとがきは蒼凪恭文と」
歌唄「ほしな歌唄です。・・・・・・てゆうか、みんな何やってるのよ。あっさり捕まってるし」
恭文「仕方ないのよ。これはテレビ通りなのよ。フェイトが22〜24話まで緊縛プレイだったのと、同じなのよ」
歌唄「そして、スカリエッティが死亡フラグを立てまくったわけね」
恭文「そうそう。自分のコピーの事とか、話す必要ないのに話して負けたわけですよ。
まぁ、そこはともかく・・・・・・実は今回の話、ミッドチルダ・X編以後の重要なネタ振りがかなり多いです」
(そう、実はかなり多い。原作の展開に出来る限り結びつけようとした結果、こうなりました)
恭文「そんなBY計画とか分かりやすいの以外よ?
まぁ、どの辺りがネタ振りになってるかって言うのは、探してもらうとして」
歌唄「そうね。まぁ、原作を読んでもらってる人にはバレバレだけど」
恭文「それでさ、エンブリオですよ。色々冒頭で考察したけど、謎が多いんだよね」
歌唄「そうね。シュライヤ王子はアニメのオリキャラだし、その辺りで出てくる設定を差し引いてもかなり謎よね」
恭文「歌唄編の最後の最後まで、ガーディアンもイースターもエンブリオを見てないしね。
ちょくちょく目撃はされてるけど、確証が得られたのは最後の段階だもの」
(そして、あくまでも『それっぽいもの』を追いかけているわけですよ)
歌唄「そう言えば恭文」
恭文「なに?」
歌唄「今度、しゅごキャラのキャラクターソングのアルバム、第三弾が出るじゃない?」
恭文「あー、出るね。てか、2010年2月13日分の放送で見たけど、歌唄も新曲収録されるんでしょ?」
歌唄「えぇ」
(というか、2010年2月17日が発売日でした)
歌唄「色々苦労したけど、自信が持てるものが出来たわ。新境地だとさえ思う。
まぁ、アンタには後で生歌聴いてもらうから良しとして・・・・・・私、気になる名前を見つけたの」
恭文「何?」
歌唄「しゅごボンジャーって、何よ」
(・・・・・・蒼い古き鉄、そう問われて固まる。固まって、もう終わろうと思う)
恭文「さて、本日はここまで。お相手は蒼凪恭文と」
歌唄「ほしな歌唄でした。・・・・・アレ、絶対アンタの入れ知恵でしょ。特にスゥは、アンタにべったりだし」
恭文「いや、僕はただ戦隊物についてアレコレ聞かれたから、答えただけよ? うん、それだけよ?」
歌唄「それだけあれば充分よ。何よ、あのこだわりようは。酷過ぎるでしょ」
(そう言われて、蒼い古き鉄は反論出来ない。ほんわかクローバーは、結構徹底的だから。
本日のED:ほしな歌唄(CV:水樹奈々)『茜色の空』)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
・・・・・・ようやくやって来た夏休み。あたし達ガーディアンは、ようやくミッドチルダに来た。
一種のサザエさん状態が非常に大変だったけど、それもなんとか乗り越えた。
そう、あたし達はある意味不条理とも言える時間を乗り越えたばかり。それなのに・・・・・・なの。
それなのにあたし達の目の前には、また・・・・・・悲しい事件が起きた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『・・・・・・丁度いい。あなた達もその身を、イクスの墓標に捧げなさい』
「それは、無理だわ。てか・・・・・・お前、何者よ」
「マリアージュと言えば、分かるか? 全く、やっと見つけたぜ」
≪久しぶりだな、皆の者。まぁ、初めての顔も何人か居るが≫
「・・・・・・ヤスフミっ! あの子」
「ジンっ! 一体こんなとこで何やってんのさっ!!」
≪おぉ、我が下僕。久しいな≫
≪だから私は古鉄殿の下僕になった覚えはないぞっ!?≫
「・・・・・・つーか、『何やってんの』はこっちの台詞だっ! お前、何さっそくなんか巻き込まれちゃってんのっ!?
大人しく後ろの子達と、小学生やってろよっ! 相変わらずピンポイントで厄介ごと引く奴だなっ!!」
「やかましいっ! 僕だってなんであむ達と居る時にこれなのかワケわかんないしっ!!
てゆうか、いきなり出てきて第一声がそれっ!? ありえないでしょうがっ!!」
『・・・・・・隙だらけです。なんと温』
「ストレイト」
「アイシクル」
『私の斬撃を・・・・・・避けたっ!?』
≪バカじゃないんですか?≫
≪ヤスフミとマスターを甘く見過ぎだ≫
「ターレットッ!!」
「キャノンッ!!」
『・・・・・・ここまで、ですか。仕方有りません』
どがぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!
「え?」
「爆発・・・・・・しちゃった」
「・・・・・・ジン、殺傷設定使った?」
「いや、使ってない。お前は?」
「いんや。・・・・・・よし、次の一声合わせようか」
「あぁ」
「「なにこれっ!?」」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「じゃあじゃあ、やや達が見たあのお姉さんがマリアージュって言う犯罪者なのっ!?」
「そうだよ。でも、フレイホーク君もだけどなぎ君が居てくれて良かった。みんなに怪我はなかったしね」
「・・・・・・なるほど。それに私達、たまたま遭遇しちゃったわけね。
でも、爆発しちゃったから、もう事件って起きないんじゃ」
「でも、それだとあの人・・・・・・死んじゃったって事だよね。なんかあたし、嫌だな」
「いや、それがそういうわけでもないらしい。俺もちょこちょこって聞いてたんだけどよ、そのマリアージュってのは」
「どうも、今回みたいに爆発に巻き込まれても、普通にまた出てくるらしいんだ。それも、何度も」
「はぁっ!? それって・・・・・・いやいや、色々おかしいじゃんっ!!」
「・・・・・・そこまで知ってたんだね。でも、その通りなの。マリアージュは今回と同じような感じで、何度も犯行を重ねてる。つまりまた」
「事件が起きるかも知れない・・・・・・ですね」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「・・・・・・あの、初めまして。エリオ・モンディアルです」
「キャロ・ル・ルシエです。みなさんが、なぎさんの同級生ですよね」
「うん。あたしは日奈森あむ。よろしくね」
「・・・・・・恭文、何がどうしてこうなったの? 僕、小学生やってるって聞いて、本当にビックリしたんだけど」
「それを知りたきゃ、ドキたまを第1話から読み直す事をお薦めするよ」
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「・・・・・・ねぇ、確かそこのフロアって、会員制で誰でも入れるフロアじゃなかったよね」
「はい、そうです。それで、防災設備も五つ星で・・・・・・え、火災レベル4っ!?」
「それ、大火災じゃんっ!!」
「・・・・・・ヤスフミ、行こう。この調子だと、魔導師の力が」
「うん。てか・・・・・・あぁもう、たまらなく嫌な予感がするし」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「あ、ややさんにりまさんになぎひこさんも・・・・・・調べ物、手伝ってくれるんですか?」
「ヴィヴィオちゃんっ!? あの、どうしてっ!!」
「ヴィヴィオは、無限書庫の司書なのよ。・・・・・・ヴィヴィオ、夜更かし決定だけど急ぐよ。
こうなったら、ジンやグラースさん達だけに任せておけない」
「分かってる。でも恭文、キーワードはあるの?」
「あるよ。・・・・・・ややもりまたんも、あとガーディアンのみんなも確かに聞いた。
あのマリアージュって人、イクスってものを探してるらしいの」
「人名か何かの物か、それは分からないわ。でも、きっと有力な手がかり」
「今から行く無限書庫って場所に向かえば、手がかりが見つかるんだよね?
僕達に何が出来るかは分からないけど・・・・・・ジッとしてはいられないよ」
「大丈夫ですよ。資料を探してくれるだけでも、ヴィヴィオ達はすごくありがたいですから。・・・・・・ママ、あむさんはいいの?」
「うん。あむには唯世君達に付いてもらってる。やっぱり、ショックだったみたいだから」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「・・・・・・トレディア、グラーゼだとっ!? バカな、ありえんっ!!」
「待て待て、奴が絡んでるのかっ! あぁ、そういうことかっ!!
だから、マリアージュなんて持ち出して来てんのかっ!!」
『あの糞野郎・・・・・・! 傍迷惑にも程があり過ぎるでしょうがっ!! なんで今頃のこのこ出てくるわけっ!?』
「トーレ、知ってるの?」
「というか、サリさんとヒロさんまで」
≪・・・・・・昔、主達が現役時代の頃ですね。とある仕事で、苦い思いさせられた事があるんです≫
『簡単に言えば、コイツは革命家だ。解放戦線の英雄なんて言われてるが、そんなもんじゃねぇ。
テロを起こして、それで世界が変わるとか本気で思ってる大馬鹿野郎だよ』
「その革命家気取りだった私達からすると、耳の痛い話だ」
「そうですね。それでトーレ、なぜトーレがこの人物の事を?」
「そうか、お前は最後期ロットだから知らなくて当然だったな。
・・・・・・フェイトお嬢様、それに蒼凪恭文、よく聞いてくれ。トレディア・グラーゼは」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「・・・・・・あなたは、誰?」
「それはこっちの台詞。君、こんなとこで何してるの? 危ないから・・・・・・こっち来て」
「そうですぅ。早く逃げないと、火災に巻き込まれちゃいますよぉ」
「・・・・・・不思議。まるで妖精のような子を連れている。この時代の子どもは、みんなそうなのですか?」
「え? 君、ラン達が見えてるの? いやいや、それ以前にまだ名前聞いてないし」
「私は・・・・・・イクス、ヴェリア」
「イクス・・・・・・ヴェリアッ!?」
「あむちゃん、もしかしてっ!!」
「もしかしてマリアージュが探してるとかなんとか言ってたの、この子っ!?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
・・・・・・あたし達の、忘れられない夏休みが、忘れようのない時間が、ここから始まる。
ミッドチルダ・X編、もうすぐ・・・・・・始まります。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「いやぁ、実に楽しそうな夏休みだったね」
あむ「どこがっ!? 思いっ切り事件の匂いプンプンじゃんっ!!」
恭文「あむ、僕達の業界では、これはご褒美なんだよ?」
あむ「んなわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
(おしまい)
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