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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第45話 おまけとあとがき



おまけその1:ドキたま電話相談室




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ラン「さぁて、結構久々な電話相談室の時間だよー。
このコーナーでは、とまとの出演者のお悩みに、私達がズバッと答えて解決しちゃうよ」

ミキ「作者が毎回おまけ書くのにちょっと疲れちゃったから、お休みをもらってたんだ」

スゥ「皆さん、おまたせしてごめんなさいですぅ。さて、本日の相談者は」

ラン「相談者E・Mさんです。もしもしー?」

E・M『あ、初めまして。あの、ここにかけるとどんなお悩みでも解決すると教えてもらったんですけど』

ラン「うん。ただ、お酒飲みながら相談してくる人は論外だけど」

E・M『そんな事しませんよっ! 僕、まだ12歳ですしっ!!』





(相談者、色々ビックリらしい。でも、キャンディーズは真剣です)





ミキ「それで、E・Mさんはどんなお悩みがあるのかな」

E・M『えっと、その・・・・・・僕、影が薄いんです』

スゥ「あ、アレ? 以前同じようなお悩みを頂いたような」

E・M『ただ、某StS・Remixで洗脳状態というか、一種のアンチキャラ的な役割をしたおかげで大分改善されたんです。
もうみんなから『気持ち悪い』、『ぶっ潰してやりたい』とか言われて、こんなに注目されている事が嬉しくて何度も涙して』

ミキ「そ、それはなんというか」

スゥ「アレですねぇ、俳優さんや声優さんが、ヒーロー役より悪役の方がやってて楽しいという感じでしょうか」

E・M『はい。それで、共演しているお兄さんみたいな人が居るんです。
ちょっと前に二人でごはん食べに行った時に、誉めてくれたんです。それも嬉しかったなぁ』

ラン「そ、そうなんだ」





(キャンディーズ、若干引き気味。というか、主にテンション高めな相談者に引いてる)





ラン「でも、それだと影が濃いよね?」

E・M『はい。だから、相談したいのは今後の事なんです。
某StS・Remixでは、僕はもうマトモなキャラなんです。だた、あの』

ミキ「もしかして、それが物足りないとか」

E・M『・・・・・・はい。あの非難ゴーゴーな状況から比べると、こう・・・・・パワーダウンしてる感じが否めなくて。
アンチキャラじゃなくても、同じくらいに輝いて影を濃くする方法、何かないかな・・・・・・と、ずっと考えてるんですけど』

スゥ「なるほど。新しい可能性を模索している最中なんですねぇ」

E・M『はい』

スゥ「なら、お薦めの方法がありますよぉ」






(ほんわかクローバー、胸を張って言い切る)





E・M『ホントですかっ!?』

スゥ「はい。例えば、決めセリフとかこれが凄く好きだとか、そういう崩れた部分を見せればいいのですぅ。
例えば恭文さんなら『さぁ、お前の罪を数えろ』とか、『最初に言っておく。僕はかーなーり強い』とか」

ラン「あぁ、ゼロノスの侑斗さんから使っていいよって言われたんだったよね」

ミキ「前者は違うけどね。あと、崩れた部分は・・・・・・ほら、恭文だとゆかなさん。
もうゆかなさん大好きで、IFゆかなさんエンドの要望出してるくらいだし」

スゥ「キャラクター性というのは、そういう決めセリフ一つでも大分変わってきます。
あと、崩れた部分というのはこれが好きーとか、嫌いーとか、そういう部分ですね」





(なお、青い古き鉄の嫌いなものは、生トマトです)





E・M『そういう共感を得られる部分を出すと、色々変わるという事でしょうか。
強烈な個性がなくても、読者にシンパシーを感じてもらえる』

スゥ「そうですぅ。えっと、スゥ達の答えはこんな感じなのですけど、大丈夫でしょうかぁ」

E・M『はい。あの、ありがとうございました。これならちょうど大好きな物がありますので、それを大プッシュしていきたいと思います』

ラン「あ、ちょうど良かったね。それで、何が好きなのかな」

E・M『ラブプラスですっ!!』

キャンディーズ『・・・・・・・・・・・・え?』





(キャンディーズ、全員固まる。あまりに予想外な答えに、すぐには反応出来ない)





E・M『もっと言うと、寧々さんですっ! 寧々さんは僕の嫁であり次元世界の天使ですっ!!』

ラン「いや、あの・・・・・・ちょっと待って?」

ミキ「ラブプラスって、あれだよね。恭文が欲しがってたゲーム」

スゥ「さすがにそれに走るのはちょっと」

E・M『よし、これからもラブプラス道を歩いていくぞっ! というか、どんどん布教して行かなきゃっ!!
じゃあ、ありがとうございましたっ! 僕・・・・・・頑張りますっ!!』

ラン「だから待ってー! 私達の話を」





(・・・・・・ツーツーツーツー)





スゥ「・・・・・・さて、ドキたま電話相談室では、皆様のお悩みを解決します」

ミキ「まぁ、解決・・・・・・出来たよね。今後の人生までは保証出来ないけど」

ラン「以上、久々なドキたま電話相談室でしたー! まったねー!!」










(本日の結論:『プッシュするものは、厳選しましょう』
ドキたま電話相談室、次回に続く・・・・・・?)




















おまけその2:ある日記の抜粋




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



新暦77年・7月×日、快晴。なのはママと結婚式に出席しました。

そこで、はやてさんやフェイトママ、恭文と久々に会いました。

あとあと、桃子ママに士郎パパに美由希さんにアリサさんとすずかさんにもだね。





それで・・・・・・あむさんとも久々に会いました。というか、すっごい偶然。

ママ達の同級生と結婚するのが、あむさんの従兄弟なんだもん。

色々ビックリしたけど、久々の海鳴での休日は、とっても楽しかったです。





あと、ランちゃん達にも会えたし。えへへへ、やっぱしゅごキャラって可愛いなぁ。

ヴィヴィオにも、こころのたまごがあるかも知れないから見えるって言ってたし・・・・・・いつか、会えるかなぁ。

ヴィヴィオの中に本当にあむさんや恭文と同じたまごがあるなら、その子に会えるかな。





それで、結婚式・・・・・・なのはママはブーケを受け取れませんでした。

なのはママ、これで結婚のチャンスをなくしちゃったの。ヴィヴィオ、正直心配。

昨日も士郎パパと桃子ママと美由希さんと一緒に、夜遅くまで討議してたの。





ヴィヴィオ、夜中に目が覚めておトイレ行く時にちょっと聞いちゃった。

うーん、恭文の第三夫人にしてもらうべきなのかなぁ。でも、無理だよねぇ。

だって、なんか第三夫人を強く狙ってる女の子が現れたらしいし。・・・・・・あむさんかな。





まぁ、恭文がだめならあとはフレイホークさんとか、ユーノ君くらいだよねぇ。

だけど、フレイホークさんはあっちこっち回ってて忙しそうだから、だめ。

ユーノ君は・・・・・・ノーコメントで。ヴィヴィオからは何も言えないよ。





というか、ヴィヴィオもプレッシャーをもっとかけるべきかも知れないって思った。

なので、ヴィヴィオは結婚式を見ながら試しに『パパ、欲しいなぁ』と笑顔で言ってみた。

そうしたら、なのはママは泣きながら『ごめんね、ごめんねヴィヴィオ』と言うだけだった。





・・・・・・ちょっとだけ反省した。どうやら、なのはママも気にしていたみたい。

まぁ、なのはママが決める事なんだしヴィヴィオやみんながあまり言うのも違うよね。

ただ、パパは欲しいかも。恭文がパパ的な立場だけど、ヴィヴィオは呼ぶの躊躇うんだ。





カレルとリエラは相変わらずだったし、ルーテシアさんもお父さん呼びでしょ?

ここでヴィヴィオまでパパ呼びは・・・・・・なぁ。子ども心に、色々考えるんです。

色々考えて、パパが居たらどんな感じかなーって考えるの。





休日に遊んでもらったり、ママには相談出来ないことを相談したり・・・・・・あ、楽しそう。

それでそれで、ヴィヴィオがもうちょっと大きくなったら『パパとは一緒にお風呂入れないよ』って言うの。

下着とかも洗うの別々にしてもらって・・・・・・あ、ちょっと憧れるかも。そういうの恭文では無理だし。





恭文と遊んだり相談したりはしてるから、いいの。でも、お風呂と下着は・・・・・・うーん、なんだよね。

別に恭文とお風呂入るのは、ヴィヴィオ平気だもん。下着も、一緒に洗われても平気。

というか、一緒に暮らしてるから基本的にそんな感じだし大丈夫なの。・・・・・・やっぱり恭文がパパ?





いやいやいや、さすがに躊躇っちゃうよ。・・・・・・そうそう、躊躇うと言えば恭文だね。

フェイトママとリインさんに両側を取られて、躊躇うというか頭抱えてた。どうやら、まだ悩んでるらしい。

うーん、別にヴィヴィオもなのはママも周りの人達もそうだし、二人ももう認めてるのになぁ。





恭文はフェイトママもリインさんも同じくらい大好きで、二人とずっと一緒に居たいって思ってるもの。

フェイトママとリインさんは色々話して、もう互いに納得してるって言ってた。でも、恭文は躊躇ってるの。

別に不誠実じゃないと思うんだけど、恭文は納得し切れないの。まぁ、地球だとこういうの無いからなぁ。





・・・・・・アレを見てヴィヴィオは、やっぱりなのはママ第三夫人化計画は無理だって思ったよ。

というか、第三夫人を狙ってるあむさん、アレは難易度高いと思うな。恭文の許容量が限界っぽいし。

でもあむさん、恭文と随分仲良しになってたなぁ。もうね、息の合い方が凄いの。





あの調子なら、もしかしたらフェイトママにリインさんも認めて・・・・・・いやいや、まさかなぁ。

とにかく、結婚式はとっても楽しかったです。あと、ヴィヴィオもいつかウェディングドレス、着てみたいなぁ。

ヴィヴィオ、大人になったらママ達より背が高くなるし、胸も大きくなるし・・・・・・まだ、ペッタンだけど。





あと、えり子さんがすっごいキラキラしてて綺麗だったの。だから、あんな花嫁さんになりたいなって、思った。

・・・・・・大丈夫、だよね。ヴィヴィオは普通と違うけど、それだけがヴィヴィオの全部じゃないもん。

そういうの全部認めて、受け入れてくれる恭文みたいな人、居るよね。





恭文、ヴィヴィオの生まれの事とか知っても、ちゃんと受け入れてくれたもの。

まぁ、元々JS事件に関わってたし、なのはママに保護されたヴィヴィオの事知ってたからなんだけど。

・・・・・・アレ? これだとヴィヴィオは恭文の事好きみたいだな。だめだめ、これは違うもん。





ヴィヴィオの理想は・・・・・・そうだなぁ、ガーディアンで言うと辺里唯世さんみたいな人かな。

あと、ユーノ君とか。なんだか、ああいうタイプが一緒に居て落ち着くし楽しいんだ。

恭文はどっちかって言うと友達タイプだもん。うん、違うの。女の子にしか分からない違いだけど、そうなの。





・・・・・・やっぱり、憧れるなぁ。白いウェディングドレスに素敵なお婿さんに誓いのキス。





よし、頑張ろう。いい女は、仕事も恋も頑張るものだって、よく言うもの。




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



新暦77年・7月×日、快晴。今日、私とフェイトちゃんにはやてちゃん、アリサちゃんとすずかちゃんの同級生の結婚式だった。

場所は、海鳴のベイサイドホテル。でも、ビックリしたなぁ。ガーディアンのあむさんまで居るんだもの。

というか、あむさんの従兄弟が同級生のえり子ちゃんの結婚相手だった。なんというか、縁ってあるんだね。





それはそうと・・・・・・ショックなことがありました。それも、幾つも。

まず、しゅごキャラという存在の事。・・・・・・なんでも、子どものこころの中にはたまごがあるらしい。

『なりたい自分』や、夢がつまった可能性のたまご。それがたまに、外に出てくる事がある。





それをしゅごたまと言って、そこから生まれる存在がしゅごキャラ。

それで、あむさんやガーディアンのみんなはそのしゅごキャラの宿主らしい。

というか、恭文君まで大人なのにしゅごたまを産んでいた。まぁ、ここまではいい。





問題は、私とはやてちゃん、アリサちゃんがしゅごキャラを見えなかったということ。

お姉ちゃんやお母さんも見えてなかったみたいだけど・・・・・・他が問題。

しゅごキャラの宿主であるあむさんや恭文君はともかく、フェイトちゃんとリインにヴィヴィオは見えてる。





そういう霊的なものが見えるすずかちゃんも見えてたし、そういうものに関わった事のあるお父さんまで見えてた。

というかというか、スバルにティアにシャーリーに恭太郎に咲耶、ディードまで見えてるとか。

それでそれで、良太郎さんにモモタロスさん達にハナさんにオーナー、侑斗さんにデネブさんに幸太郎とテディまで見えるの。





でも、私とはやてちゃんは見えない。恭文君とあむちゃん曰く、基本的にしゅごキャラ普通の人には見えないらしい。

条件は色々あると聞かせてもらった。・・・・・・何気にショックだった。私にだって夢はあるのに・・・・・・見えないなんて。

くーちゃんとお友達で、フィアッセさんの事とかもあって、そういうのに理解はあるつもりだよ?






それなのに、私には見えないの。こころにたまごがあると思われるヴィヴィオやスバルは、まだいい。

産まれたばかりで、こころのたまごが生まれてない状態と思われるディードも、まだいい。

でも、大親友のフェイトちゃんとすずかちゃん、シャーリーにティアにお父さんは見えてるのに・・・・・・!!





なんだか、私は夢をちゃんと追いかけてないんじゃないかと考えて、ヘコんだ。

次にヘコんだのは、その夜にお父さんとお母さん、お姉ちゃんと結婚の話になった事。

それと関連する形で、ヴィヴィオに結婚式の時に『パパが欲しい』と言われた事。





私は泣いた。泣いて、ヴィヴィオを抱きしめる事しか出来なかった。そして、心の中で謝った。

ダメなママでごめんと。結婚相手も見つけられなくて、夢も描けないママでごめんと。

・・・・・・だめ、なんだかまた涙出てきた。私、自分が惨めになってきてる。





えり子ちゃん、すごく綺麗で輝いてて・・・・・・私、あんな風に輝けてる自信がないよ。




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



地球暦2010年(新暦77年)・7月×日、快晴。

今日、私の同級生である大友えり子さんの結婚式に行って来た。

泊まりがけでの海鳴への帰郷。偶然あむに会ったりして、楽しかった。





ただ、ヤスフミがホテルに泊まってウェディングケーキを作ると言った時にはビックリしたけど。

一応メールで事情も説明してくれたので、すぐに納得した。・・・・・・でも、ビックリしたなぁ。

大人でもこころのたまごを持っている人が居るのは、話には聞いてたしヤスフミを見て知ってた。





だけど、それでもなの。私も最初はしゅごキャラのみんなが見えなかったから余計に。

・・・・・・それで聞いた。えり子、旦那さんと一緒にパティシエになって、いつかお店を持つって。

自分達のケーキを食べた人がみんな、幸せになるようなケーキを作る。それが、二人の夢。





だからなんだね。えり子もそうだし、旦那さんもすごく素敵だった。キラキラに輝いてた。

この間親しくなった、みや子ちゃんと同じように・・・・・・自分の夢から溢れる輝きで、キラキラしてた。

この頃、本当によく考える。私はどうだったのかなと、かなり。この5ヶ月の間に、色々あったから。





しゅごキャラという存在と出会って、ヤスフミとみんなと一緒にイースターと戦う事になった。

二階堂先生の事があって、ダイヤと歌唄の事。りまや海里君の事・・・・・・それで、モウリョウ団の事。

キュウビ・・・・・・ううん、月夜の事。多分、あむが今もずっと考えて気にしてる事。





振り返って考えてみるの。あむや歌唄と同い年の頃、ここに来るまで仕事をし続けていた頃。

私は、あんな風に輝いていたのかなって。一応、執務官の仕事の中に私の夢は、あるよ?

泣いている誰かを助けたくて、少しだけでも悲しいことを無くしたくて・・・・・・だから、執務官になったから。





もちろん、仕事の内容とかがあるから一概には比べられない。でも、やっぱり自信ないんだ。

輝きが弱いとダイヤに言われた事があるけど、その通りだと思う。私、キラキラには輝いてなかった。

それで悔いてる。輝けなかったのは、私が私の夢を大事にしなかったせいなのかも知れないから。





大人になると、夢は色褪せて現実だけが残るって言う。・・・・・・多分、私がその状態だった。

だから、最初の頃しゅごキャラが見えなかったのかも。存在そのものを、疑ってた。

私は、輝きたい。自分の夢も、ヤスフミと描く夢も大事にして、キラキラに輝きたい。





何も捨てず、諦めないで、全部の可能性を大事に出来る自分。

そんな自分になることがが、私の新しい夢なんだ。

・・・・・・ヤスフミは、どうなんだろう。ヤスフミにも、大事な夢がある。





ミキちゃんやスゥちゃんもそうだし、あむ達が力を貸してくれてるおかげで、大事にはしてると思う。

でも、不安は残る。私のために諦めたりとかしてないかなって、かなり。

現に私・・・・・・その、ヤスフミの事かなり傷つけてるし、振り回してもいる。だから、余計に不安なんだ。





・・・・・・・・・・・・今度、ちゃんと話そう。不安になるのは、分からないからだよ。

分からないと思うなら、知ろうとすればいい。知って、伝えていけばいい。

私は、あなたに何も諦めないで欲しいし、新しい夢も今までの夢も大事にして欲しいんだって。





そう、だよね。それが姉弟から恋人同士になった新しい私達なんだもの。うん、頑張ろう。










「・・・・・・フェイト、お茶持ってきたよ」



後ろから声がかかる。ドアから入ってくるのは、ヤスフミ。なお、両手に持ったお盆の上には麦茶。

姿は、私と同じパジャマ姿。色違いの縞模様。なお、ヤスフミが青と白で私が黄色と白。



「あ、ごめん。報告書でも書いてる途中だった?」

「ううん。個人的な日記」



私はワードパットを閉じて、空間モニターも閉じた。なお、日記は保存。



「というか、もう書きあがったから大丈夫だよ?」



ヤスフミは、安心したようにそのまま来る。そして、机の上にコップを置いてくれる。



「ありがと。・・・・・・ね、ヤスフミ」

「なに?」



今度じゃ、嫌だな。今話したい。もっとあなたを好きになって、もっと恋愛したいから。

私はヤキモチ焼きで欲張りで、独占欲が強いから・・・・・・いっぱい、頑張っちゃうの。



「少しベッドに座ってお話、したいな」

「いいけど・・・・・・どうしたの?」

「どうしても。なお、議題は・・・・・・今までとこれからの夢について。
沢山、沢山話したいんだ。ヤスフミ、いいかな?」










ヤスフミは、優しい顔で頷いてくれた。それが嬉しくて、ついほっぺにチュってしてしまった。

だ、だって・・・・・・あの、いいの。私達は恋人同士なんだから。

初夏の夜、私とヤスフミはいっぱいお話した。その中で、私の不安も消えていった。





それが嬉しくて、ドキドキで・・・・・・またいっぱいお話する。お話して、手を繋いで、一緒に心も繋ぎ合う。





ただ、その調子で朝まで話して、翌朝が非常に大変だったのは・・・・・・うぅ、ごめんなさい。




















(本当に続く)




















あとがき



恭文「ツンデレデレーツンデレー♪ ツンデレデレーティアナだー♪
ツンデレガンナーティアナだぞー♪ アッパレー♪」

あむ「アンタ、いきなり何っ!?」

恭文「時は流れーそれでもー最強ー♪ 変わる事無きー萌え要素ー♪」

あむ「だから歌い続けるなぁぁぁぁぁぁぁぁっ! てゆうかそれなにっ!?」

恭文「え、侍戦隊シンケンジャーのOPの替え歌で、『ツンデレガンナーティアナだぞ』だけど、何か?」

あむ「何分かって当然って顔で話してるっ!? てゆうか、ティアナさん怒るからやめなさいよっ!!」

恭文「大丈夫大丈夫。フルコーラス作ってるから。というか、ティアは陽子と淳とお茶してるから、ここには居ない」

あむ「作るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! そして何も大丈夫じゃないしっ!!」





(トゥルルルルルルルルっ!!)





恭文「え、僕に電話? ・・・・・・もしもし」

ティアナ『あ、アンタ? ね、ちょっと聞きたいんだけど私の事ツンデレとか何とか考えてなかった?』

恭文「ううん、考えてないけどどうしたのかな」

あむ(平然と嘘ついたっ!?)

ティアナ「へぇ、そうなんだ。なら・・・・・・さっきの歌はなんなのかしら」

恭文「いや、あれはティアナの素敵さを表現しただけ・・・・・・え?」

ティアナ「全く、ちょっと応援しようかなーとか思って来てみたら・・・・・・アンタ、マジで何やってんのよっ!!」





(・・・・・・しばらく、お待ち下さい)





ティアナ「というわけで、バカはしっかり修正したところで本日のあとがきのお相手は、ティアナ・ランスターと」

あむ「ひ、日奈森あむです。・・・・・・あの、恭文は」

ティアナ「大丈夫よ。加減はしっかりしたから。てゆうか、アンタも蹴るなり殴るなりくらいしなさい。
コイツは自分が悪いと思ってたら、抵抗せずにツッコミは受け入れるんだから。厳しくしないから、イジられるのよ」

あむ「あ、あはは・・・・・・覚えておきます」





(現・魔法少女、壁の右側を見る。どこぞのイエスのようにバインドで貼付け状態の青い古き鉄を)





あむ「さて、今回の話はしゅごキャラのTVアニメ『第35話 初恋のウェディング・ケーキ!』が元になってます」

ティアナ「あと、アンタの海鳴来訪よね。まぁ、メインの話はアンタの従兄弟だったから、他のメンバーは登場頻度少なめだけど」

あむ「というか、なのはさんのお父さんがしゅごキャラ見えたのがビックリなんですけど。あの、すずかさんはこう・・・・・・納得したんです」

ティアナ「あの人、相当凄い人らしいから。コイツから聞いたけど、ボディガードの仕事の中で色々やったらしいわよ?」





(そう言いながらツンデレガンナーが見るのは、貼付けにされたパートナー)





ティアナ「えっと、車やダンプなんかの大型車。セスナに小型船舶の操縦に・・・・・・あと、ラクダにも乗った事があるとか」

あむ「・・・・・・どんだけですか。てゆうか、理由としてはヒロリスさん達と同じなんですよね」

ティアナ「霊的体験であれこれよね。それで、本題の二人だけど」

あむ「あ、はい。・・・・・・夢って、色褪せるものなんでしょうか」

ティアナ「仕事にしちゃうと、ただ憧れてるだけとは違うしね。
以前のゼロの一件が、それとも言えるわよ? ただ、そこから別の形が産まれたけど」

あむ「あぁ、なるほど。うーん、ずっと同じ・・・・・・ううん、どんどんパワーアップしてく感じで夢を信じるって、難しいんですね」

ティアナ「そうね。多分、叶う前よりある程度夢が現実になってからの方が、ずっと難しいんじゃないのかしら。私もそんな輝けてる自信ないわ」





(ツンデレガンナーは、現実はそれほどに重くシビアだと言いたいらしい)





ティアナ「職種にもよるんだけど、それを自分から言うのも言い訳なのよね。
結局、したり顔でリアリストやって、信じ続ける心を否定してるもの」

あむ「うーん、やっぱ夢って難しいなぁ。修兄ちゃんみたいなのは、かなり珍しいんですよね」

ティアナ「多分ね。それで、相手の夢に相乗りしようって覚悟が出来るのも、珍しわよ。でも、結婚かぁ」

あむ「憧れ、あります?」

ティアナ「かなりね。さすがにForce編の頃の年齢まで恋愛描写もなくて、そういうのさっぱりなんてちょっとごめんだし」





(どこかで誰かに何かが突き刺さったのは、きっと気のせいだ)





あむ「どういう人が理想ですか?」

ティアナ「そうだなぁ。私、結構素のキャラはズケズケ言うし遠慮もないしさ。一緒に居て楽な奴がいい。楽だけど、楽しくもある。
あんま気を使わないで、だけど色っぽい空気も楽しめる感じ? メリハリがしっかりした関係じゃないと、多分続かないと思うし」

あむ「あははは、それは中々に理想が高いような」

ティアナ「あくまでも理想は理想よ? 実際にこんなの居るかどうか分からないし」





(貼付けされている青い古き鉄は気にせずに、二人は乙女モード。・・・・・・カオス)





ティアナ「とにかく、これでドキたまもあと4話よ。・・・・・・なんだか、感慨深いわね」

あむ「そうですねー。次回はいいんちょがプッシュされてるとかなんとからしいんですけど、どうなるんだろ」

ティアナ「そこの辺りも期待しつつ、本日はここまで。お相手はティアナ・ランスターとそこのバカと」

あむ「あははは、日奈森あむでした。みなさん、それではまた次回に」

恭文「次回は・・・・・・あ、あむがキラキラのラブマジックを」

あむ「やらないからっ! そしてアンタはもう黙ってていいからっ!!」










(だけど、それでもみんなは期待している。そう、キラキラのラブマジックを。
本日のED:GACKT『Stay the Ride Alive』)




















あみ「おねえちゃん、あおいおにいちゃんとけっこんするの?」

あむ「しないからっ! てゆうか、アンタ唐突過ぎっ!!」

あむパパ「あむちゃん・・・・・・お父さんは、お父さんは絶対に許さないからねっ! 二股公認されるなんて、ありえないだろっ!!」

あむ「パパも勘違いし過ぎだからっ! マジであたしと恭文はそういう関係じゃ」

あむママ「あむちゃん、素直にならないと後悔すると思うな。
ママの見立てではあの子、フェイトさんみたいな人がタイプなようだし、今の内から楔を打ち込んで」

あむ「だからみんな落ち着けー! あたし、マジで恭文とそういうのじゃないんだからっ!!」

恭文「・・・・・・・・・・・・フェイト、どうしよう。僕も正直力になりたいんだけど、下手な介入は凄まじい事になりそうで怖いんだよ」

フェイト「そ、そうだよね。まさか年齢の事とかをこのためにバラすわけにはいかないし・・・・・・どうしよう」

恭文「てゆうかさ、本命居るって言ってるのに納得してないのよ? どんだけですか」

フェイト「でも、きっとみんなあむの事が好きなんだよ。好きだから・・・・・・色々世話を焼いちゃうの」

恭文「それもそうか。いや、あむは幸せ者だね。よかったよかった」

あむ「よくないからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」










(おしまい)





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