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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第32話:おまけとあとがき



おまけその1:ドキたま電話相談室




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ラン「というわけで、新規セットで頑張っていきますドキたま電話相談室です」

ミキ「前回のアレで、セットが壊れちゃったしね」

スゥ「恭文さんが頑張って直しましたから、問題なしなのですぅ」





(そう、セットがピカピカだ。というか、前回より豪華になっている。でも、若干センスが悪い)





ラン「というさけで、今回の相談者は、K・Sさんです。もしもしー?」

K・S『あー、もしもし?』

ラン「えっと、K・Sさんはどんなお悩みがあるんですか?」

K・S『えっと・・・・・・なんか最近、『女の子にフラグ立てるな』とか、『この鬼畜が』とか、『ロリコン』とか言われまくってるっすよ』





(ふむふむと三人が頷き、ようやく分かった)





ミキ「恭文、前回でお悩み解決したよね? なんでまた応募してきてるの?」

スゥ「連続相談は、いけないんですよぉ?」

K・S『いやいや、俺恭文じゃねぇしっ! てゆうか、連続じゃなくてこれが初めての相談なんだよっ!!』

スゥ「あ、そうなんですか。これは失礼しましたぁ。とにかく、言われているけど、自分が覚えがないのになんでそうなってしまうのか・・・・・・ということですね」

K・S『まぁ、簡単に言えばそうだな』





(キャンディーズ、全員、顔を見合わせて・・・・・・力強く頷いた)





ラン・ミキ・スゥ「「「諦めてください」」」

K・S『・・・・・・はぁっ!?』

ラン「というわけで、このコーナーではとまとに出演中の皆さんのお悩みをこれからもぞくぞく解決して行きたいと思います。こうご期待ください」

ミキ「それでは、また次回の電話相談室でお会いしましょう」

スゥ「またですよー♪」

K・S『いや、ちょっと待てっ! 何も解決してないよなっ!? 諦めろは普通に解決することすらも諦めてるだろっ! どう考えてもおかしいからなっ!? てゆうか、終るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』










(今回の解決手段『人間、時に諦めも必要』
ドキたま電話相談室・次回へ続く?)




















おまけその2:帰ってきた高町・ヴィータ教導官による魔導師解説コーナー!!

今回のお題 『PT事件について』

(ゲスト:恭文・フェイト・アリサ)




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



(たまご・・・・・・たまご♪)





海里「起立、礼。・・・・・・着席」

師匠「うし、つーわけで授業始めるぞー。今日の授業はなのはにとっては魔導師としての始まりでもあるPT事件のあらましについてだ」

アリサ「というわけで、初めまして。アリサ・バニングスです。なのはとはもう一人の子と小学一年生の頃からの付き合い。で、フェイトとはやてとは小3の頃からの友達。ナギとは・・・・・・まぁ、腐れ縁よね」

恭文「アリサ、僕だけひどくない?」

アリサ「当然よ」

恭文「なにがいったいどういう具合に当然っ!?」





(だけど、当然なのだ。もうとまとの法則なのだ)





あむ「あ、あの・・・・・・」

フェイト「うん、なにかな。あむ」

あむ「確か、前回の話だとなのはさんの友達の作り方の根源について話すって言ってたような」

なのは「というか、私は授業内容今回は一切知らされてないんだけど、なにやるの?」

恭文「だから、どうして横馬がハードボイルド魔法少女なんて言うとんでも生物になったかを説明するのよ」

なのは「だからハードボイルドじゃないからっ!!」

アリサ「なのは、アンタまた新しい弄られ方してるわね。てゆうか、魔法少女はハードボイルドじゃないでしょ」





(その通りです。だけど、リリカルなのはは例外なのです)





歌唄「でも、そこはあむだけじゃなくて私も疑問よ。あと、唯世達も」

りま「どういうことなの?」

恭文「それは、これからの話を聞いてもらえれば納得してくれると思う。ある意味では、横馬の方向が決定されたのがこの事件だから。というわけで、まずは簡単な事件の概要からだね」





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



・PT事件の説明





恭文「PT事件。またはジュエルシード事件と呼ばれるこの事件は、今から11年前に起きた広域次元犯罪の総称なの」

やや「え、ジュエルシード?」

空海「確かそれって、フェイトさんが子どもの頃集めてたって言うロストロギアだよな」

なでしこ「そのロストロギアの名前が出てきたということは、この事件にそれが絡んでいるといいうことですか?」

フェイト「そうだよ。その時に私となのはは出会って、友達になったんだ。ただ、あの時みんなには説明していない部分があるの。
まず、当時の私がジュエルシードを集めていたのは、れっきとした犯罪だということがその一つ」

あむ「えぇっ!? あの、それってどういうことですかっ!!」

恭文「鍵は、この二人の人物だよ」





(一人は灰色に近い髪をした女性。もう一人は、小さな男の子)





唯世「・・・・・・あれ、この男の子、どっかで見たような」

恭文「そりゃそうだよ。11年前のユーノ先生だから」

唯世「えぇっ!? あの、無限書庫の司書長の人がどうしてっ!!」

恭文「まず、ジュエルシードは元々ユーノ先生が生活を共にし、家族と呼んでもいいスクライアの部族の人達と一緒に発掘したものだったんだ。
それは研究用に局の方に送られたんだけど、その途中で輸送船が事故に遭い、ロストロギア・ジュエルシードは第97管理外世界・地球に散らばる形で落ちた」

師匠「落ちた地域は海鳴市。丁度子どもの頃のなのはやアリサさん、はやてが暮らしてた街に集中した。時期的には闇の書事件の数ヶ月前の話だ。
で、ユーノは当然のように関係者の一人としてその事故の話を聞いてな。責任を感じて、ジュエルシードを自分で回収しようとして、海鳴に来たんだ。ただ・・・・・・」

フェイト「ジュエルシードは、前にも説明したけど強いエネルギーを秘めたとても危険な物で、その時のユーノでは回収どころか、暴走したそれを封印することも出来なかったの。
結果、ユーノは怪我を負って、ある女の子に助けられた。その子はとても強い魔力の資質を秘めていて、魔法の訓練もなにもして無い状態でも封印を可能とした。それが・・・・・・なのは」

あむ「じゃあ、なのはさんが魔導師になったのは」





(白の砲撃手、どこか懐かしそうにその言葉に頷く)





なのは「うん。この事件がきっかけなんだ。ユーノ君に話を聞いて、私になんとか出来ることならなんとかしたいと思ったのがきっかけ。
最初の頃は、みんなと同じで次元世界の事や管理局のことは知らなかったんだけどね」

あむ「そうだったんですか・・・・・・」

恭文「ただ、この後結果的に管理局にこの事がバレるんだけど、事件捜査を担当することになった11年前のクロノさんとリンディさんに、二人はこっぴどく怒られることになる」

空海「なんでだよ」

恭文「そんな危険なものを局に報告もしないで普通に回収しようとしたことに関して、無謀だって言われたんだよ。それもかなり。
なのはは戦闘訓練を受けてるわけでもなかったし、現にユーノ先生は怪我をして、しばらく戦闘行為は一切NGだったらしいから。で、実際それは間違って無い」

海里「そう言えば、ブラックダイヤモンドの一件の時も、蒼凪さんはやけに慎重でした。それにハラオウンさんや他の方々も」

やや「そうだよね、一気に過剰火力で決めようとかしたりしてたし。普段なら絶対やらないよね」

フェイト「うん。ロストロギアは今まで勉強して来た闇の書やレリック、それにブラックダイヤモンドを見てもらえればわかると思うけど、本当に危険な物も多いんだ。あと、ブラックダイヤモンドと違う部分がある。
それは、ジュエルシードは一つだけじゃなかった。つまり、何回も回収行動を取る必要があったから、さすがに母さんやクロノも言わずにはいられなかったんだと思う。その分、危険な目に何度も遭うことになるから」

師匠「ただ、なのは達の話だけってわけじゃあねぇ。実際問題として、ジュエルシードが早期に回収されなかったせいで、暴走が何回も起こって、街に被害が出たりもしてる。
お前らが話に聞いた感じでな。なのははともかく、管理局の事を知っていたユーノはその辺りの事で相当絞られたとか」

唯世「状況から見て、早期に回収する必要があったのは明白。なのにそうしなかった事について・・・・・・ですね。
とりあえず、高町さんがこの事件に関わった経緯は分かったけど、もう一人の女性は? この人は見た事がないもの」

歌唄「そうね、そこは聞いてないわ」

フェイト「・・・・・・うん、そうだね。この人が、この事件を混迷に導いた張本人になるんだ」





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



・プレシア・テスタロッサについて





フェイト「この人の名前は、プレシア・テスタロッサ。私の、母さんなの」

あむ「あぁ、道理でなんだか面影が・・・・・・えぇっ!? か、母さんってどういうことですかっ! てゆうか、フェイトさんはリンディさんがっ!!」

フェイト「私、養女なんだ。ハラオウンの性は、養子縁組をしてから付け足された物なの。元々の名前は、フェイト・テスタロッサ」

恭文「そして、フェイトがPT事件におけるロストロギア不正利用・・・・・・というか、強奪の実行犯なの」

歌唄「・・・・・・恭文、どういうこと? ちゃんと説明して。いきなり過ぎてわかんないわよ」

海里「確かに、これだけではちゃんとした状況の把握は困難です。もしよければ、もう少し詳しくお話を聞きたい所ではあります」

恭文「そうだね。・・・・・・まず、PT事件はプレシア・テスタロッサ事件の略称。当時のフェイトは、母親であるプレシアさんの命令で、時を同じくして地球に来ていたの」





(映像が映る。そこには、9歳当時のフェイトと狼)





恭文「目的は、ジュエルシードの回収。フェイトはなのはと同じくらい高い資質を持ちながら、戦闘訓練も受けていたから普通に封印・回収は可能だった。
なお、さっきもフェイトが言ってたけど、これは普通に犯罪。回収しても、管理局に届けるとかじゃなくて、私的利用するの見え見えだったから」

師匠「ちなみに、フェイトが普通に執務官やら局員出来てるのは、事件後に裁判にかけられて、そこで無罪だってちゃーんと判決が出てるからだ。理由は、プレシア・テスタロッサが完全にフェイトを手ごまとしてたこと。
プレシア・テスタロッサは、ジュエルシードをある目的のために集めてたんだが、その目的をフェイトには一切教えてなかった。そして、それがなされると次元震でいくつもの世界が壊れるところだった」

あむ「あの、その目的ってなんなんですか? てゆうか、次元震って?」

恭文「次元震は、簡単に言えば次元空間の中で起きる地震だよ」





(画面が切り替わる。映るのは、次元の海の中)





恭文「各世界はこの海の中に漂う島。だけど、次元震が起きるとその海が荒れて、津波が起きる。それに世界が巻き込まれると・・・・・・大災害が起こる。下手をすれば、世界そのものが消滅する危険が有る」

フェイト「次元震を意図的に起こすのは、広域次元犯罪の中でも、ロストロギアの不正利用と同じ位に罪が重いんだ。私も歌唄と同じで、100年単位の刑罰を受けるところだった。
でも、なのはやクロノ、ユーノにリンディ母さんが助けてくれたから、ここに居られる。あと・・・・・・大好きな人と出会えて、恋人にもなれた」

恭文「・・・・・・ば、ばか。別に今そんな話する必要ないじゃん」

フェイト「いいの。だって、すごく嬉しいんだ。ヤスフミと出会えたおかげで、私は本当の意味で何も諦めない、強くて新しい私を始める事が出来たんだから」

恭文「そっか。あのね、僕も・・・・・・フェイトと出会えて、よかった」

フェイト「うん」





(なんだかすっごい甘い空気を出して、ラブラブし始めた。それに全員がこう・・・・・・困る)





師匠「あー、とにかく話戻すぞ。そこの二人は放置してていいから」

歌唄「・・・・・・混ざるのはだめ?」

あむ「歌唄っ! アンタ混ざってなにするつもりっ!?」

師匠「とにかく、ジュエルシードと言うキーを巡ってなのはとフェイトは出会い、戦うことになった。どっちも目的はジュエルシード。回収したいのは変わらない。
だから・・・・・・ってことだ。で、プレシア・テスタロッサの真の目的や、事の顛末の全ては」

あむ「全ては?」

師匠「2010年の1月21日から各所でロードショーされる『魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st』を見てくれ。そうすりゃ全部分かる」





(もしくは、テレビ版を見てください)





全員『・・・・・・・・・・・・はぁっ!?』

師匠「いやよ、劇場公開までなんだかんだで3カ月とか切るしよ。ここで全部ネタばらしってのは違うかなと。まぁ、アレだ。きっと楽しいぞ?」

歌唄「そういう問題じゃないわよっ! なによこの蛇の生殺しっ!! ありえないっ! ありえないからっ!!」

師匠「とにかく、ここからは今回の本題。なのはの友達の作り方がなぜおかしくなったかについて、説明していこうと思う」

なのは「ヴィータちゃんっ! どうしてそうなるのかなっ!?」

歌唄「てゆうか、最後まで説明しなさいよっ! 映画始まるまでなんて待てないわよっ!!」

海里「大丈夫です。その場合はDVDを見ればいいんですから。なお、海外で発売されたボックスだと、全巻揃って通販で10000円以下だとか」

歌唄「買うのっ!?」





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



・高町式『お話』が生まれた経緯





アリサ「えー、まずみんなに言っておきたいのは、この子なのはは基本的に口よりも先に手が先に出る方だってことね。それも昔から」

なのは「そ、そんなことないよっ!!」

アリサ「あるわよ」

唯世「・・・・・・というと、どういうことでしょうか」

アリサ「まず、アタシが友達になった経緯なんだけど、もう一人の小一の頃からの幼馴染・・・・・・月村すずかって言うんだけど、その子をからかって、アタシがすずかの大事にしてたヘアバンドを取り上げたことがきっかけ」

歌唄「なるほど、つまりそのヘアバンドを二人でパスのやり取りをしたと。そしてそのすずかって人はそうとうにドMで、ドS二人とピッタリで、三人仲良くという図式が成り立った」

アリサ「そうそう、それはもう楽しそうに・・・・・・って、そんなわけないでしょっ!? なんでそうなるのよっ!!」

歌唄「いえ、私ならそうするから」





(すっごいハッキリ言い切ったドS歌姫を見て、海鳴の燃える女、頭を抱える)





アリサ「もしかして、この子ナギと同じでドS?」

なのは「・・・・・・かなり」

あむ「だからすっごい仲良しなんです」

やや「もうもう、フェイトさんが居なかったら付き合うんじゃないかーって言うくらいに」

海里「むしろ、第三夫人に食い込もうとしている節も見られます」

空海「いや、なんつうかなんでリリカルなのはに歌唄出てねぇのかって言うくらいにツーカーですね」

アリサ「あぁ、納得したわ。てゆうか、ナギはフェイトと付き合ってるのにどうして他の子のフラグを・・・・・・」

なでしこ「付き合うようになって、男を磨いてるからじゃないでしょうか。だから余計に女性を引き付ける。実際、そういう方はお母様の話ではいらっしゃるそうですし」

アリサ「あぁ、そういう方向ね。なんか納得出来るわ。
・・・・・・とにかく、ヘアバンドでパスをし合うなんて外道な真似はしてないわ。というか・・・・・・こうなった」





(映像が出る。まだ幼くて愛らしい女の子だった魔王が、ビンタしてる)





空海「・・・・・・殴ってるっすね」

海里「見事な平手打ちです」

やや「というか、痛そー」

りま「アリサさん、これは?」

アリサ「なのは、この時友達でもなんでもなかったアタシにいきなりビンタしてきて『痛い? でもね、大切な物を取られた人はもっと痛いんだよ』って言ってきたのよ。
で、アタシもこの時は最低なガキでさ。自分が悪いのに逆ギレして、取っ組み合いの喧嘩になったのよ。で、そこをすずかに止められて、仲直りして・・・・・・」

歌唄「友達になったと。・・・・・・てゆうか、この頃だと魔導師でもなんでもないのよね?」

なでしこ「なのはさんが魔導師になれたのは、小三の時のあの事件がきっかけですし」

アリサ「そうよ。でも、この時点からもう既に『お話』が出来る子だったわけよ。まぁ、この時はいいのよ。
アタシが全面的に悪かったから。ただ・・・・・・ね、ヴィータ。さっきのフェイトとの一件から更にひどくなるのよね」

師匠「あー、なりますね。まず、フェイトと友達になったのも、これだ。魔法戦闘で『お話』して、思いを通じ合わせて、仲良くなったわけだ」

なのは「だ、だって・・・・・・フェイトちゃん、今はラブラブしてるけど」





(ラブラブしてる。というか、なんか手を繋ぎあって見つめ合ってる)





なのは「その時は、こう・・・・・・放っておけない感じがして、どうしても友達になりたくて、でも言葉だけじゃだめで・・・・・・」

あむ「でも、少なくともアレですよね。なのはさんの魔法だと・・・・・・砲撃」

なのは「うん」

あむ「さすがにそれでお話って問題があるような」

なのは「そんなことないよっ! ちゃんとフェイトちゃんと友達になれたよっ!? 問題があったら出来るわけないよっ!!」

師匠「あぁ、そりゃ奇跡だからな。てゆうかよ、アタシだって当初はお前とこんな仲良くなれるなんて思わなかったぞ? てか、思えるわけがねぇ」

なのは「どうしてっ!?」





(なんかすっごい勢いで言い切ったっ!?)





師匠「お前・・・・・・いい加減自覚持てよっ! コレ見ろコレっ!!」





(映像が流れる。それは、砲撃を打つ直前の横馬。その斜線軸上には師匠)





映像の中のなのは『話を・・・・・・聞いてってばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』





(そう言って、放たれるのは桜色の奔流。それに師匠、危うく飲み込まれそうになる)





師匠「なお、映像はA's'の一話から持ってきてる。なぜこうなったかも、今度10月から始まる再放送を見てもらえればわかるから。
・・・・・・お前、常識的に考えろよ。こんなことしてくる奴と友達になりたいか?」

なのは「それはヴィータちゃんもでしょっ!? てゆうか、私は襲われた側なんだからっ!!」

師匠「アタシはお前と友達になるつもりは一切無かったぞっ!? 一緒にすんじゃねーよっ!! 
てーか、そういうのを含めてもこうは絶対にならないんだよっ! しかもこれ一回じゃないだろっ!!」

なのは「そんなことないもんっ!!」





(なんだか喧嘩し出した。まぁ、ここはいい。今注目すべきは、とっても苦い表情をした現・魔法少女だ)





あむ「・・・・・・なのはさん」

なのは「あむさん、なにかな。というか、ヴィータちゃんに言ってあげてよ。どう考えてもヴィータちゃんがおかしいよね」

あむ「いえ、おかしいのはなのはさんです。てゆうか、やってることと言ってることが、全然違いますから」





(あ、なんかグサっと突き刺さった)





空海「あー、そこは日奈森の言う通りっすよ。どんな形であれ『話聞いて欲しい相手に砲撃』はないでしょ、砲撃は」

歌唄「そうよ、あむを見習いなさいよ。あむは私と友達になりたいから戦わないし喧嘩もしないって言い切ったわよ?」

なでしこ「あの、もしかしてフェイトさんにも」

アリサ「これだったらしいわよ? それもこれ以上の全力全開の砲撃。あと、ナギもね。友達になるためにそうとうぶつかったらしいから」

唯世「えっと・・・・・・ごめんなさい。僕も正直これはどうかと」

りま「それでよく友達になれたわよね。てゆうか、マジで少年漫画のノリじゃないのよ。もう魔法少女でもなんでもないし」

やや「ごめんなさい。やや、いきなりこれだと友達になりたくないです。てゆうか、引きます」

なのは「うぅ・・・・・・みんなひどいよー! なんでっ!? どうしてなのかなっ!! だってだって、これで恭文君とも友達になれたし、いろんな人とも仲良くなれたんだよっ!? どうしてそうなるのかなっ!!」

歌唄「そっか。あなたにとっての『お話』は、ようするに『脅迫』なのね。友達にならないとまた撃つと言う」

なのは「違うからぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」





(ここは考え方を変えるべきなのかもしれない。ようするに・・・・・・魔法少女ではなく、やっぱり少年漫画のノリなんだ)





なのは「というか、りまさんに歌唄さんに海里君だって同じでしょっ!? 恭文君の『お話』で仲良くなったんだからっ!!」

りま「これと一緒にしないで。恭文はちゃーんと加減はしてくれたわよ。てゆうか、話を聞けと言って攻撃するなんて言うバカはしてないわよ」

歌唄「そうよ、恭文だってこれはないわよ。恭文はまずそういう知能そのものがないんだから」

海里「蒼凪さんは、その身で俺の居る場所を示してくれただけです。少なくとも『話を聞いて』で砲撃はありません。迷いも躊躇いも言葉もなく斬り合いになりましたから」

なのは「それは私よりヒドイよねっ! みんな何気に自分達の方がアレだってわかってないでしょっ!!」

師匠「りまや歌唄はともかく、委員長とバカ弟子は男同士だからいいいんだよ。お前がこれだけ言われるのは、『魔法少女』って作品名のタイトルで銘を打ってるのに、少年漫画のノリをやるのが問題なんだよ」

やや「てゆうかなのはさん、やっぱり魔法少女じゃないですよ」

なのは「そんなことないよっ! 私は今・・・・・・はムリだけど、ちょっと前までずっと魔法少女だったんだからっ!! StSの時だって魔法少女だったでしょっ!?」

師匠「お前、それマジで言ってんのか? だったらアレだ、シャマルに見てもらえ。きっと働きすぎで疲れてんだよ。
まぁ、なんつうかあれだ。あと他にもあるぞ? アレはいつだったかな。闇の書事件が終って、バカ弟子が暮らすようになってから起きたPSP事件で」

なのは「もうやめてー! 私が誤解されるからやめてー!! てゆうか、PSP事件ってゲームの話っ!?
まだストーリーも分かってないのに(注:現在2009年10月1日です)適当な事言うのやめてー!!」

師匠「いや、誤解じゃ無くて正解じゃねぇかよ。どうせPSPのゲームでも肉体言語かますに決まってるじぇねぇかよ。何を今更」

アリサ「そうよね、事実よね。一体何が問題なのか分からないわ」





(・・・・・・あ、授業の終わりの時間だ)





アリサ「というわけで、今日の授業はこれで終わり?」

師匠「そうですね。あー、次回から本編の新展開に合わせた特別授業入るから、予習しとけよー。とりあえず、今日の教訓は」

あむ「『話をしたい相手に攻撃はやめよう』・・・・・・です。肉体言語は言葉じゃないので、分かりあいたいなら言葉でぶつかっていこう・・・・・・です」

師匠「うん、良く出来たな。話をしたいなら、剣を持っちゃだめっつーことだ。古代ベルカの小噺のオチにもこういうのがある。『和平の使者は槍を持たない』ってな」

唯世「えっと・・・・・・仲良くするための話をするのに、武装をしては意味が無いということでしょうか。まず、そういう警戒や疑いの心を外すところから始めていかないといけない」

海里「なるほど、それは確かに。しかし、古代ベルカに小噺があるとは・・・・・・興味深いです」

ヴィータ「おう、あるぞ。結構おもしろいのが沢山な。まぁ、そう言う事だからなのは、分かったか?」

なのは「だから、私はお話」

師匠「つーわけで委員長、頼む」

海里「はい。それでは」

なのは「だから・・・・・・!!」





(なんか、普通にレイジングハートをセットアップ)




なのは「話を聞いてっ!?」

あむ「話を聞いて欲しかったらその砲撃体勢は解除してくださいよっ! おかしいじゃないですかっ!!」

やや「そうですよー! 『和平の使者は槍を持たない』って今言ったばかりじゃないですかっ!!」

なのは「おかしくないよっ! これは『お話』なんだからっ!!」

あむ「おかしいですからっ!!」

海里「・・・・・・起立、礼」

全員「ありがとうございましたー」










(たまご・・・・・・たまご♪ たまご・・・・・・たまご♪)










フェイト「・・・・・・あ、あのね。これからもっと、互いに好きになっていきたいな。もっともっと、繋がっていきたい。
何があっても、揺るがないくらいに。私、強くなるから。折れない剣に、なっていくから。だから、見てて欲しいな」

恭文「うん。あの・・・・・・頑張っていこうね。フェイトだけじゃなくて、僕も頑張るから。フェイトの騎士として、もっと強くなるから」

フェイト「うん・・・・・・」

あむ「だぁぁぁぁぁぁっ! 恭文もフェイトさんも、いつまでやってんのっ!? もう授業終ったからっ!!」

恭文「フェイト・・・・・・」

フェイト「ヤスフミ・・・・・・」

あむ「話を聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! そして顔を近づけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」




















(本当に続く)




















あとがき



古鉄≪というわけで、ゼロのお話も無事に終了。なんというか、結局イチャイチャした二人はどうにかならないのかと思ってしまった私は罪じゃない。
みなさんこんばんみ、古き鉄・アルトアイゼンです≫

歌唄「ほしな歌唄です。・・・・・・今回、出番がなかったわ」





(そう言えばそうだ)





歌唄「というわけで、ついに出たわね。ドMジガン。・・・・・・これで本当によかったの?」

古鉄≪キャラ立ちを考えたらこうなりました。小説なので、口調だけで分かるの大きいんですよ≫

歌唄「そこっ!?」

古鉄≪ただ、ドMになるのはたまにという感じですけどね。あとは普通に私の妹分的な感じになる・・・・・・はずです≫

歌唄「またいい加減ね。で、なんか次回から新展開とか言ってたけど、どうなるの?」





(さぁ、どうなるんだろ。まだちゃんと纏まってないし)





古鉄≪まぁ、迂回ルートの一つですよ。もし予定通りに行くなら・・・・・・あの方々が登場して、大事件が起きます。今回は劇場版ではなく、普通にゲスト出演でオリジナル話です≫

歌唄「マジ? じゃあ、予定通りにいかなかったら?」

古鉄≪普通にTVアニメ番50話と51話の話をすると思います。ただ、まだ決まってないんですよね。さてはてどうなるか≫

歌唄「そこもお楽しみってことね。それじゃあ、今日はここまで。お相手はほしな歌唄と」

古鉄≪古き鉄・アルトアイゼンでした。しかし、人気投票・・・・・・≫

歌唄「あれよ、今回はカオスだったから、次回は外部の投票サイト使ってちゃんとしたものにするって言ってるし、ここからよ。頑張っていきましょ」

古鉄≪はい≫










(そうして、話が纏まって・・・・・・カメラはフェードアウト。やっぱり、色々悔しいらしい。
本日のED:フェイト・T・ハラオウン(水樹奈々)『君がくれた軌跡』)




















???「つーかよ、俺達出るのか。へへ、待ちくたびれたぜ」

???「まだ決定じゃないらしいけどね。てゆうか、また事件絡みかぁ。うーん、もうちょっと平和に同窓会と行きたいんだけどなぁ」

???「まぁえぇやろ。派手にいこうやないか」

???「またまた暴れるけどいいよね? 答えは聞いてないっ!!」

???「ふむ・・・・・・愉快な時間になるといいな」

???「え、えっと・・・・・・大丈夫かな、これ」

???「大丈夫じゃねぇの? ま、恭太郎や恭文じいちゃん達も居るし、なんとかなるだろ」

恭文「・・・・・・え、マジ? これマジ? てゆうか、本決定しちゃったらすごいじゃん」

あむ「次回から目が話せないね。あー、どうなるんだろこれ」










(おしまい)




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あきゅろす。
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