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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第28話:おまけとあとがき



おまけ:帰ってきた高町・ヴィータ教導官による魔導師解説コーナー!!

『回復魔法・修復魔法について』

(ゲスト:シャマル先生、サリさん)




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



(きーんこーんかーんこーん♪)





海里「起立・・・礼、着席」

師匠「うし、今日も授業始めるぞー。今日の授業は、魔法の分類の一つである、回復魔法・修復魔法についてだ」

歌唄「えっと・・・こっちの影の薄い人はともかく」

サリエル「何気に初対面なのにまたキツイボール投げるなおいよっ!!」

やや「こっちの綺麗なお姉さんは誰ですか? ・・・・・・あれ、なんかすっごい見覚えがあるような」

シャマル「初めまして。時空管理局・本局の医療施設で働いている医務官の、シャマルです」





(・・・・・・全員、それで思い出した)





あむ「あ、前々回の授業で出てた・・・えっと、はやてさんの家族の人だ」

サリエル「それだけじゃなくて、なのはちゃんとやっさんの主治医だ」

シャマル「そして、恭文くんの現地妻1号です。そう言えば、恭文くんがまたフラグを立てて現地妻ズ入りしたい子が出てきたってリインちゃんから聞いたんだけど、その子はどこかしら」

スゥ「はいはい、スゥですー」

シャマル「・・・え、この子っ!? こんなに小さい子がそうなのっ!!」

スゥ「でもでも、恭文さんを応援したい気持ちはいっぱいです〜」

あむ「スゥっ! お願いだからやめてー!!」

シャマル(聞き流す)「そう・・・なら、問題無いわ。あなたを正式に現地妻7号に」





(バシっ!!)





シャマル「痛いっ! 何するのヴィータちゃんっ!!」

ヴィータ「お前絶対バカだろっ! 現地妻ズなんてとっとと解散しろっ!! 存在してるだけでバカ弟子が胃を痛くして、フェイトが苦い顔してるのがなんでわからねぇんだっ!?」

シャマル「大丈夫、二人にはこれから理解を求めていくから。なにより、第二夫人で名誉会長のリインちゃんは理解を示してくれているし、問題ないわよ」

ヴィータ「八神家的にも問題大有りだって気づけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

サリエル「えー、家族会議が進行しているが、そこは無視して話を進めよう。というより、俺達が触れるギリ立てはない」

なでしこ「恭文君・・・さすがにフラグ立て過ぎよ」

空海「そう言えば、お前は立てられてないよな」





(当然です)





やや「ややもだよ。うー、なんかそれはそれで嫌だー。ややも歌唄ちゃんやりまたんやあむちーみたいにフラグ立てられたいー」





(・・・・・・そう言えば、立ててない。IF要望も来てない。なんで?)





歌唄「私はプロットまで来たわ。ティアナさんルートを私に変えても出来ると言われた」

りま「私も」

あむ「そう言えばあたしも、相性がいいって話と要望がかなり・・・」

やや「あー、いいなー。ややもヒロインになりたいー」

なのは「・・・・・・ややさん、物好きだね」

サリエル「まぁ、そこは作者と読者に頼んでくれ。とにかく・・・授業だ。まず、回復魔法だな」










◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



・回復魔法について





唯世「これは単純に傷を治す魔法・・・ですよね。蒼凪君やリインさんも使える魔法」

サリエル「そうだ。ただ、その種類は多岐に渡る。例えば、個人に直接かけて傷を癒して、場合によっては消耗した魔力すらも完全に回復させる魔法」

なのは「あと、ドーム上の障壁を展開して、その中に居る間は回復魔法がかかり続ける・・・という、結界魔法を掛け合わせたタイプのものもあるんだ」

やや「あの、回復魔法ってどんなものでも治せるんですか? こう・・・RPGの魔法みたいに」

サリエル「実はそうでもない。例えばどっかのゲームみたいに死んだ人間を生き返らせるなんてのは当然無理。
あと、大怪我した時の後遺症を完全回復・・・なんてのも、実は無理だ。そういうのは本人が治そうとする努力が必要になる」





(そう言いながら最高の兄弟子、ある人を見る。・・・まぁ、努力はしてるのでいいだろう)





海里「ようは自然治癒に任せるしかない部分もあるということですね。回復魔法は決して万能ではない」

サリエル「だな。目に見えるダメージを癒したり、さっきも言ったが消耗した魔力を回復させたり・・・が、回復魔法の仕事だ。
だからこそ、魔法だけじゃない、こちらの世界と同じような医療技術もミッドでは発達してるわけだ。で、そこでいまだに家族会議してるお姉さんは、その回復魔法と医療技術のエキスパートだ」

歌唄「先生と喧嘩してるのに?」

サリエル「喧嘩しててもだ。なお、やっさんとリインちゃんに回復魔法を教えたのはシャマルさんだ」

りま「そしてその中でフラグを・・・」

サリエル「立てたらしいな。俺は聞いて泣いたよ。なんで本命以外でこんなフラグを・・・あ、そうだ。この話限定ではあるが、回復魔法には一応こんなのもある」





(そうして空間モニターが展開。そこに映し出されているのは、青いドーム。で、中に居る人の表情がひたすらに緩い)





あむ「サリエルさん、これは?」

なのは「・・・・・・恭文君のヒーリング結界なの。ただし、これは今説明したような怪我を治すような魔法じゃないんだ」

あむ「ヒーリング・・・結界ってなんですか。というより、怪我を治さないって」

なのは「えっと、癒し効果とかって分かるかな。リラックスしたりとか、緊張がほぐれたりとかして、身体にいい影響を及ぼすこと」

歌唄「それはまぁ・・・一時期本当に流行ってたし。・・・え、まさかこれって」

なのは「うん。本当は傷を癒す効果を持った結界魔法を構築したんだけど、恭文君が使うと・・・こうなっちゃって」

サリエル「この中に入ったが最後、どんだけイライラしてようが誰であろうが癒しの極みに連れていって・・・これだ」





(全員、もう一度中に居る人間(ティアナ)を見る。なんて言うか、釣り目がたれ目になってる。崩壊だ。作画崩壊だ)





唯世「ちなみに、こんな魔法が使えるのは」

なのは「恭文君だけだよ。私達が同じ術式でやったら、ちゃんと回復効果を持った結界が展開される。でも、恭文君がやると・・・」

歌唄「これ・・・と。アイツ、いくらなんでも無茶苦茶よ」

サリエル「でも好きなんだろ?」

歌唄「・・・・・・ま、まぁ・・・イクト以外で1番気になった男の子ではあるかな。賭けには負けちゃったから、付き合おうとかそういうのは無いけど」





(あぁ、やっぱり立ってる。すっげー立ってる。まずい、第三夫人行く可能性もある)





サリエル「ちなみに、スターライトと同じくみんなから禁呪扱い・・・ようするに、出来る限り遣うなって言われてる」

やや「どうしてですか?」

サリエル「癒し効果があんまりにも高すぎて、中に居る人間を誰であろうと完全に無力化するんだよ。ようするに、中に居る人間の精神に作用し過ぎる部分があるからってことだな。
そういう人の精神に作用する魔法は、精神操作系のものとされてるんだが、その手の魔法は悪用されるのを防ぐために、法律的にも魔法学的にも禁止事項になってるのが理由だ」

やや「そっか。このヒーリング結界は、その精神操作関係の魔法になっちゃうんですね」

空海「でも、癒し過ぎて精神操作に分類されるって・・・どんだけだよ、これ」

サリエル「そういうことだな。まぁ、洗脳するとかじゃなくて本当に癒すだけで、結界が解除したら普通に戻るだけだから、この術式を使っただけで捕まるとかそういうのは無いが」





(しかしこのティアナ、とてもいい表情である)





なのは「とにかく、回復魔法についてはこんなところかな。次は・・・」

サリエル「修復魔法についてだ」










◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



・修復魔法について





サリエル「修復魔法は、その名の通り物を直す魔法だ。術者の魔力を対価として、壊れた物を解析・分解・再構築して、その前の状態にする魔法だ。まぁ、どこぞのハガレンでもやってることだな」

あむ「あ、スゥのリメイクハニーと同じだ」

なのは「あそこまで効果は高く無いよ? この修復魔法は単純に物を直すだけだから。ちなみに・・・損傷したデバイスを修復することも可能なんだ」

やや「デバイスもなんですか?」

なのは「うん。元々デバイスには自動修復機能もあるから、魔力を使ってそこを加速させる感じではあるけど。そして、修復魔法がよく使われる状況があって・・・」





(空間モニターが展開される。そこは・・・壊れた訓練場)





歌唄「・・・これは?」

サリエル「俺とヒロとやっさんが訓練してた時の映像だ。今回の話にも少し出ていたが、俺とヒロでやっさんに定期的に稽古をつけてたんだよ。ただ・・・派手にやり過ぎるといっつもこれでな。そう言う時は」

空海「修復魔法を使って、この状態を直したと。で、よく使われる状況ってのはこれなんっすね」

なのは「そうだね。例えば時空航行艦にもこういう訓練スペースがあるんだけど、基本的にそれはみんなで共用する形なんだ。だから、結界を張って壊れないようにはしてるんだけど、ヒートアップしてやっちゃうこともあって・・・。
当然そのままだと他の人が訓練出来ないし、何よりいけない事だから、壊した分は自分達で直すの。でも・・・これはもう半壊と言うか大破してますよね。結局これはどうしたんですか?」

サリエル「俺が大半を一人で直した」

空海「え、サリエルさんだけっすか? 恭文とヒロリスさんは」

サリエル「あー、この時はやっさんは修復魔法の練度が低くてな。術の行使以外で手伝ってたんだよ。で、ヒロはなにもしてない」

空海「・・・・・・なんでですか?」

サリエル「あのバカがサーペントモードで大暴れしたのが原因でこうなってな。場所を貸してくれた人間に叱られてたからだ。
てゆうか、あのバカは修復魔法なんて高等技術使えないから、居ても意味がない」

空海「大変、だったんっすね」

サリエル「分かってくれるか? いやもう、バカだバカだとは思ってたけど、この時ほどアイツがバカだと思ったことはなかったよ。
なお、やっさんはバカだけどまだまともだった。俺達との修行中に修復魔法の練習して、一般レベルの使い手になったからな」

なでしこ「そして、壊しても自分で修理出来るようになったと」

サリエル「そういうことだ。アイツ、なんだかんだでなんでも出来るんだよ。苦手項目はあるけど、それでもだ」





(・・・・・・なぜだろう、なにもコメント出来ない。てゆうか、コメントすると触れたくないものに触れそうなのでやめた)





やや「ところでサリエルさん」

サリエル「なんだ?」

やや「その修復魔法で、先生とシャマルさんの空気は直せないんですか?」





(その言葉に全員が見る。・・・あぁ、まだ家族会議してるし)





サリエル「残念ながら無理だ。そこまで魔法は万能じゃない」

やや「そうですか」

唯世「まぁ、わかってたよね?」

やや「うん」

海里「こういう時こそジョーカーのアミュレットクローバーのリメイクハニーでは?」

りま「なんでもお直し出来るのが特徴だもの。きっと人間関係も直せるわよ」





(・・・・・・多分)





あむ「そうだね、授業終ったらしてみようか。・・・てゆうか、もう終わりですよね?」

なのは「そうだね。それじゃあ・・・あむさん、お願い出来る?」

あむ「了解です」

なのは「それでは、今回はここまで。委員長、お願い」

海里「はい。・・・・・・起立、礼」

全員『ありがとうございましたー!!』










(きーんこーんかーんこーん♪ きーんこーんかーんこーん♪)




















(本当に続く)




















あとがき



古鉄≪というわけで、結構ゆるゆるな感じで終った第28話。みなさんいかがだったでしょうか≫

恭文「そうだね、本当にゆるーい感じだったね。基本的にロイヤルガーデンでしか話進んでないし」

古鉄≪とにもかくにも、本日の後書きのお相手は古き鉄・アルトアイゼンと≫

恭文「蒼凪恭文です。てゆうか・・・やばい、やばいよ僕。たまごがやばいよ」





(どうやら、いろんな意味でビックリらしい)





古鉄≪でも、なんか予定ではもう一個産まれるとかなんとか。今度はリインさんとコミュニケーション・・・・・・は犯罪ですから、添い寝してる時に≫

恭文「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! マジで心臓に悪いからやめてぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

古鉄≪そこまでですか?≫

恭文「だって、いろんな意味でギリギリでしょ? ・・・・・・とにかく、次回は球技大会話か。カットになったんじゃなかったんだね」

古鉄≪はい。せっかくなんでこうしました。どうなるでしょうかねぇ≫

恭文「たまごが産まれなければなんでもいい」

古鉄≪そこまですか。・・・・・・とにかく、今回はここまで。お相手は古き鉄・アルトアイゼンと≫

恭文「蒼凪恭文でした。それでは、またっ!!」










(そして、突然空から降りてきたたまごに青い古き鉄、またビックリして椅子から転げ落ちる。
本日のED:abingdon boys school『STRENGTH』)




















リイン「というわけで、今度はリインと」

恭文「やめてぇぇぇぇぇぇぇっ! 一個だけでも相当波乱を呼んでるのに、もう一個っ!? 絶対とんでもないことになるっつーのっ!!」

あむ「てゆうか、リインちゃん、そこまでなんだ」

ミキ「そこまでじゃない? でも・・・」

あむ「どした?」

ミキ「いや、たまごが返ったら、もうボクとキャラなりしなくなるのかなぁ・・・と」

あむ「・・・・・・ミキ、まさか現地妻8号目指してるんじゃ」

ミキ「いや、それはない。絶対無い。てゆうか、ありえない」

スゥ「いいじゃないですかぁ。ミキも頑張りましょうよ〜」

ミキ「スゥはそろそろ頑張り方を間違えてるって自覚しようよっ!!」










(おしまい)





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