そして伝説へ…【長編】
2
出された夕食を食べ終わった一行は、早くもそれぞれ寝床についた。
一番最初に眠ったのは戦士だった。
「ぐがーーぐがーー」
大きな寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている。
「全く、こいつと同じ部屋だとうるさくてかなわん。勇者様も先日の夜は眠れなかったのではないですか?」
「(ある意味)あまり眠れなかったですねっ…!」
(顔を赤くして、分かり易いな……。まあ、あいつが相手だと眠れないのは確かだがな…。)
そんな騒音の中、2人も睡眠に入った。
――夜中――
商人「ふっふっふっ、皆眠ったようだな……」
なんと、商人の正体は変身したバラモスの手下のまほうつかいだった!
手下「バラモス様の為、お前たちの精気を奪ってやる!そのための手っ取り早い方法は男の精子だということも研究済みだ!はっはっはっ!」
手下のスライム達が冷たい目でまほうつかいをみている!
手下「そんな目で見るな!ほらっ出番だぞっ」
そういうと、スライム達は静かに勇者達の部屋に向かった。
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