異世界からこんにちわ《連載中》
10
「王子はなぜここに?牢屋なんて王子が来るような場所ではないですよ?」
さっきも来たことないって聞こえたし、ここに来るのは初めてであろう。
それにこんなにきらびやかな人がこんな汚い牢屋に来るなんて似合わない。
「フレインが君のことを楽しそうに話すから会ってみたくて・・・」
王子が優しく微笑みかけてくる。
カゼルさんの時も思ったけど、こんな風に優しくしてもらうことって最近なかったから心が穏やかになる。
「ありがとうございます、俺に優しくしてくれる人がいるなんて嬉しいです」
前髪で目元を隠して接しているのは失礼だと感じ前髪を耳にかけ目元を露にして笑顔でお礼を言う。
相手は王子な訳だしちゃんとしないといけないよね。
「・・・っ!?///う、うん僕でよければいつでも頼って」
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