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異世界からこんにちわ《連載中》
7
『ごめんなさい、こんなこと言って・・・そうだ!そんなことよりここから出ないと!』

ヒャップが気持ちを切り替えてキョロキョロし始める。
逆に気を遣わせてしまっただろうか。

『ここは檻の中だし、でるなんて無理だよ』

しかも見張りの兵がいて、檻から逃げ出したとしても、この強そうな兵に捕まるのがオチである。

『大丈夫!僕の力で出してあげる!』

そう言うと、うーんとヒャップが唸るが何も起こらない。
ヒャップも不思議そうに首をかしげるが、少し考えるとハッとした。

『ヒカル様!大変です!ここ、きっと魔力を打ち消す石が埋め込まれてます』

『魔力を打ち消す石?』

『魔力を持ってる人はこんな檻簡単に壊せるからね!きっとそうできないように魔力を打ち消す石が使われてるんだ』

それってやっぱりこっから出れないってこと!?
俺やっぱりここで死んでしまうのか。
ヒャップが魔力を使えないということは、魔力を使ったことがない俺がうまく使ってどうにかすることはできないだろう。

『魔力コントロールされてたら僕も力使えないから連れ出せないよー、精霊神様もヒカル様にすごーくすごーく会いたがってるのに!!むむー』

ヒャップはオレの周りをうんうん唸りながらまわる。
兵を説得することは難しそうだし。
あぁーくそー、柏原がここに入ればいいのに。
とりあえず、現実を受け入れすこしでも楽しくここで過ごしていくしかない。

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あきゅろす。
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