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異世界からこんにちわ《連載中》
8
「やばい・・涙出てきた」

思い返していたらポロポロと涙が溢れてきた。
親友のことになると、つらすぎて涙が止まらなくなる。
やっぱりもうこの学園を去ろう。
考えてみればこの学園には何も未練がないではないか。
大好きなじーちゃんや父さんが過ごした学園だから俺も行きたいって思ってここに来たけれど、俺は無理みたいだ。
この学園に入ったのに卒業できないなんて、家名に泥を塗ったと思われるかもしれないが、仕方ない。家族にはどうにか説明して理解してもらおう。

そんな風にこれからについて考えているとドンドンと扉を叩く音がした。

「光!お前がここにいるのはわかってるんだぞ!早く開けろよ!」

なんて恐ろしいやつなんだ。たかが食堂に一緒には行かないと言っただけで、ここまで追い詰めてくるなんて。
お前はジェイ●ンか!と突っ込みたいくらいだ。
なんで俺のこと諦めてくれないんだ。生徒会のやつらと行けばいいのに。
本当に俺専用の貧乏神と言っても過言ではない。
ドンドンドンドンと柏原が扉を叩く度に、扉が軋む音が鳴る。
一体どっからそんな力を出しているのだろうか。
唖然と扉を見つめる。
もしかするとこのままでは鍵がかかっていても扉が壊されるかもしれない。

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あきゅろす。
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