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異世界からこんにちわ《連載中》
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「(それにしても・・・)」

こんな部屋特別棟のこんなところにあっただろうか。
床には赤い絨毯が敷かれ、天井にはシャンデリアがぶらさがっている。置いてある家具もアンティーク調で揃えており、生徒会室や理事長室並の豪華さである。

「なんでこんな応接間みたいな部屋が特別棟の一階にあるんだ?」

生徒会等でないと入れない特別フロアにこの様な部屋があるのは納得できるが、誰でも入れるようなこのフロアにこんな豪華な部屋があるなんておかしい。
中等部からここにいるがこんな部屋見たこともない。
それに、明らかに何かをするための教室ではないだろ。
疑問に感じながらも部屋のなかを見ると、一枚の肖像画に目が止まった。

「綺麗な人だな・・・」

優しく微笑む黒髪和風美人な女性の肖像画が立派な額縁に飾られている。
なんだか見ているととても心が落ち着く。初めて見たはずなのに、そうではないような懐かしい感じがするのだ。
どっかのパーティーで見かけたことがあったのかもしれない。

「(女性と言えば・・・さっきの声聞こえなくなったな)」

確かにこっちの方から聞こえていたのに。
違う方へと進んでしまったのだろうか。
ふぅとため息をつきながらソファー座る。

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