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異世界からこんにちわ《連載中》
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「フィス今すぐ部屋に帰らなきゃ!」

フィスの手を掴みドアまで行こうとしたら引き止められた。

「大丈夫だから...僕ヒカルと話したくてここに来たんだよ?ヒカルは僕と話すの嫌?」

フィスがじっと見つめてくる。
まるで昔流れていた犬のCMのようだ。
そんな顔されたら帰れなんて言えないじゃんか。

「わかった...でもわざわざこんな朝早くに来なくても」

「だって...昼間はきっとヒカルと会えないから..会えたとしてもこんな風に話せないと思うし」

フィスがシュンとする。
確かにフィスとなかなか話せないのは寂しいけど...
やっぱり王子と嫌われ者な駄人じゃ人前で堂々とは話せないか。

「ヒカルが僕のお世話係だったらいいのに..」

「そうだね..そういえば俺って何の仕事させられるんだろ」

何もしないでここにはきっといられないだろう。
そこまで陛下も俺に寛容にはなってないと思う。

「ヒカル様はなんにもしなくていーのになー本当にフィスの兄さんは愚か者だ」

フレインがどこから持ってきたのかフルーツのようなものを食べながら話す。

「兄様も根は悪い人ではないんだけどね...ごめんヒカル」

「わかってるから大丈夫だよ、俺がここにいるのは陛下のお陰なんだから」

本当に俺のことを嫌っていたら本殿に住むことを提案しないとは思う。
ただ..俺の力が証明できなければきっと殺されてしまうけれど。

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あきゅろす。
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