黒に包まれて《連載中》
A
「僕はハーフですから、皆さんの様にまではいきません、ちょっと熱ぽいかなくらいです」
「そっかよかった・・・」
体調が悪かったら、こんな風にお茶の時間として働かせてしまうのは申し訳ない。
「シュライン様はお優しいのですね、魔王陛下もシュライン様の優しさに気づいてくださればいいのに」
「きっとそれは難しいことだね・・・」
体調は大丈夫そうなのかとすごく気になっていたけど、朝目が覚めたらすでに、魔王は部屋にいなかった。
魔王もそうだが、自分は魔族には受け入れられていない。
ペスとロイス公爵が特別なのだ。
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