ネタ短文
プレれっすん 『これからお願い致します。』(メイドユーリ♀)
前にUPしたメイドユーリ♀のお話です。設定見てない方はそちらを先に。無理そうな方は引き返してくださいませー。
※まだR18じゃないです。
※フレン視点でユーリが猫被ってるので、今のところユーリらしさのカケラもありません。
「私は、ご主人様に性の手ほどきをするために参りました」
新人メイドの口から突然出た言葉に僕は唖然とした。
夢でも見てるのか。
幼少の頃に恋した少女、ユーリに瓜二つのメイドを目にして、知らずのうちにした妄想が行き過ぎた結果なのか。
…などと思ったが、違ったらしい。
彼女曰く、これまで女性と付き合う機会が殆ど無かった僕が、婿入り先の女性に恥をかかせないように、ということで父が(もしかしたら母も)高級売春婦館から僕の(ありとあらゆる)世話役として彼女を雇った、ということらしい。
余計なお世話だと思わないでもないが、婿入り先は非常に身分の高い家で、そこまで気を配らなければならない程の事情が父にもあるのだろう。
「それで、今日から君が僕の…その…」
「はい。ご主人様のセックスの練習相手となります」
僕がしどろもどろといった感じで話し出すと、彼女は僕の言葉に続くように言った。
あまりにハッキリとした表現に思わず赤面する。
「き、君はそれでいいの…何とも思ってない男と、しかも練習相手なんて…」
「私はそのために雇われましたし、仕事ですから…それ以外に存在理由がありません。ご主人様に拒否されてしまったら私の居場所が無くなってしまいます」
そう言って彼女は僕を真っ直ぐに見つめた。
全く迷いのない瞳。そこまで言う彼女に応えてあげないのはとても失礼だ、と瞬間的に思った。
「わかった…じゃあ…今日からお願いするよ」
そう言うと彼女は、はい、お願い致します。ご主人様。と言ってスカートの裾をつまんでペコリとお辞儀をした。
…お辞儀で下を向いた彼女が少し嬉しそうに見えたのは…僕の気のせいだろうか。
「えっと…それで、どうしたらいいのかな。恥ずかしながら、こういった知識が無くて…」
取り敢えずベッドの上に二人で座り、彼女に尋ねてみる。
「心配には及びませんよ。私が一からお教えします」
そう言って彼女は布団の上に置いていた僕の手をそっととり、胸元あたりでぎゅっと握り締め、僕の目を見て柔らかく微笑んだ。
…綺麗だ。
大きな瞳、すっと通った鼻筋、真っ白な肌。
微笑んだ顔は優しげだけど、少しだけ悪戯っぽい感じがする。
…全部が、ユーリに良く似ている。
ふにっ。
「!?」
彼女の顔に見とれて、ぼーっとしていたらしい。だが突然手を引っ張られ、当てられた感触に我に還る。
これは…。むね、だ。
「わーっわーっ!ごめん…!わ、わざとじゃないんだ…」
「…大丈夫、です。ご主人様。練習、しないと…」
そう言いながら彼女はむにゅ、と更に僕の手を押し付けた。
「わ、分かってるけど…も、もう少し初歩からっ…」
「初歩…ですか。そうですね確かに…では失礼して…」
わたわたと慌てる僕とは反対に彼女は靴を脱いで僕のベッドに乗り上げ、ゆっくりとそこに横たわった。
これは…。ちょっと…。なんと言うか、すごくいやらしい。
呆然としていると、彼女は横たわりながら僕に目線を移し、こう言った。
「では、初日の授業は『服の脱がしかた』に致しましょう」
……さぁ、この状態の私を、一糸纏わぬ姿にしてみて下さいませ。
*****
続きます。多分。
設定にもある通り、メイドはユーリですよー
フレン視点だとキャラ崩壊してるだけなので、ユーリ視点も書かなくては。。
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