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7時は夕食の時間です。(ひばむく)


「きいてください、雲雀くん。酷いんです」


「酷いのはこんな時間まで僕を待たした君だと思うんだけど。1時に帰るからご飯食べずに待っててくれって言ったのはどこの誰?」


「あぁ、ボンゴレ達カラオケにいってました。楽しかったですよ、今度雲雀くをも一緒にいきましょうね」


「……謝罪の言葉が先じゃないの?」


「たった6時間遅れたくらいで謝罪を求めるとは雲雀くんも小さな男ですね」


「……」


「あ、そうそう、それできいてください!酷いんですよ獄寺隼人が!」


「…なに、歌が下手だとでも言われたの?」


「雲雀くんじゃあるまいしそんなこと言われませんよ。ボンゴレも獄寺隼人も、あの音程って何?な山本武でさえも僕の美声に惚れ惚れしてましたから!」


「聞き捨てならないね。僕の歌を聞いたことないくせに勝手に下手とか決めないでよ」


「何言ってるんですか。あの鳥の歌を聞けば雲雀くんの実力なんてわかっちゃいますよ。大体選曲からしてセンスがないんです」


「自作の曲にクフフとか歌詞つけてる君にセンスを言われたくないよ」


「あぁ、もうあの歌の素晴らしさが分からないなんて雲雀くんも可哀想ですね。まぁセンスは天性のものですから諦めなさい。」


「…まぁいいや、そこらへんについては後でじっくり話し合おうか。で、何が酷いって?」


「そう!酷いんです!ちょっと僕に近付いてみてください」


「なに、誘ってるの?」

「何バカなこと言ってるんですか。変なとこ触らないでくださいよ変態ですか痴漢で訴えますよ」

「ちょ、仮にも恋人に向かって…君が一番酷いんじゃないの」


「仮にも恋人だっていうなら僕の変化に気づいてくださいよ!ほら、わかるでしょ」


「あれでしょ、どうせ頭のヘタがぐしゃぐしゃになったとかでしょ」


「僕の頭にヘタなんてありませんよ。まさかこの芸術的な髪型をヘタと評するとは…つくづく可哀想な人ですね」


「君は僕に話を聞いてほしいの?喧嘩うってるの?咬み殺して欲しいならそういいなよ」


「さっきから雲雀くんが話を脱線させてるんじゃないですか!もう、ほんとに困った人ですね!この匂い!本気でわからないなら君の鼻は飾りですよ」


「匂い?あぁ、煙草くさいね。また獄寺隼人が吸ってたのかい?風紀が乱れるっていってるのに。何度咬み殺しても止めないなんて彼馬鹿なんじゃないの」


「馬鹿は君ですよ!風紀より僕でしょう!」


「別にきみ煙草苦手じゃないじゃない」


「えぇ、煙草自体は苦手じゃないですよ!ですがこれはあんまりです!これでは僕の発するフローラルな香りが台無しじゃないですか!」


「……」


「なんですかその顔。」

「なんか香水でもしていったの?」


「僕がそんなものに頼るわけないでしょう?寝言は寝て言ってください。あぁ、でも僕の隣で寝てる時に寝言はやめてくださいね。迷惑ですから」


「寝言が激しいのは君でしょ。昨夜だっていきなり『モモンガ狩りにでかけますよ』とか言い出したと思ったら寝言だったんだからね」


「雲雀くん。いくら僕が好きだからって、そんな夢に僕を出さないでください。出すなら現実同様、賢く気高く美しくを貫いて貰わないと困りますよ。みんなのアイドルを夢にだすんですから、ルールは守ってもらわないと」


「夢じゃないから。君が歯軋りと共につぶやいてたからね」


「はぁ…まぁいいでしょう。雲雀くんの夢なんて所詮小さな舞台ですから。世界で煌めく僕を好きに動かすといいですよ」


「なんかすごく殴りたいんだけど」


「クフフ、これが噂のドメスティック・バイオレンスってやつですね!」


「……とりあえず僕、昼ご飯食べてくる」


「おつきあいしますよ」


「きみ、何も食べてなかったの?」


「何を馬鹿なことを。夕食に決まってるじゃないですか。こんな時間に昼食を食べようとしてる雲雀くんの気が知れませんよ…ってまってくださいよ!人の話は最後まで聞きなさい!」






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骸さんはいい感じにうざいのがいい

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