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6.やっぱりキミが好き(立波)

べったりと重くのし掛かる熱で目が醒める。自分にのし掛かる熱はなんだ、と見てみれば、タオルケットを引き剥がしてポーランドがオレの上に乗っていた。
やっぱりお前か。暑いんだよ。

「…ポーランド起きてー」

軽く揺さぶってみるが全く起きる気配がない。今度は強くしてみたがダメだった。

「…こうなったら」

サラサラの髪をかき混ぜるようにして、顔をこちらに向かせる。そのままキスした。
柔らかな唇に沿って舌を這わせば、ぴくり、と反応したポーランドが無防備に口を開く。口内に侵入して舌を絡めれば、眠たそうなポーランドはゆっくりと目を開いた。

「…んぅ?」

「…おはようポーランド。暑いから降りて」

眠たげな目を瞬き、ポーランドはオレから降りる。転がったポーランドの額に口付け、もう一度おはようと繰り返した。

「…おはようだしー」

「朝だから起きよう。ご飯食べて小麦の世話だ」

「うぃー」

緩い返事を返して、ポーランドはベッドから降りる。そのままシャワールームへ歩いていった。
が、扉を閉める前にこちらを振り向き、頬を染めて言う。

「リトのえっち」

「…君が好きだからだよ」

「…オレもリト大好きー!!」

とびきりの笑顔で言われてオレも赤くなる。キャーキャー笑いながら扉の向こうへ消えていった。

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