小説 各話NC'sでネクロニカ説明会 アドベンチャーパート3 伊「ドール達は重々しい金属の扉を開く。そこは高い天井で覆われた薄暗い工場だった。そこかしこにスピーカーがあり、軍歌と怒鳴り声が半ば掠れた音ながら流れ出している。また、無数の作業機械の動く音も聞こえてくる。 ここはアンデット兵器の製造工場だった。多数の人影が働いており、巨大な何かを組み立てていた。 働く人々はよく見れば体のところどころが腐り、髪も多くが抜け落ち、作業着も擦り切れた…ゾンビ達だった。 そして、じわじわと組み立てられているのは、巨大な人体のパーツ群。身長6mはある死体の巨人【ゴライアス】だ」 伊「この光景は目覚めたばかりのドール達にはおぞまし過ぎる。全員狂気判定をしてね。 但し、日誌を読んで【ゴライアス】を知っていたドールは、この光景も予想の範疇だから、+2の修正をあげるよ」 日「なるほど、そう言う」 普「俺様空き1つしかないんだけど」 日「私もです」 露「とりあえず振る?」 英「狂気判定のあとに対話判定すればいいだろう」 伊「じゃあ振ってね〜」 *狂気判定(菊とアーサーのみ+2) 菊 10+2=12 大成功 アーサー 10+2=12 大成功 ギルベルト 9 成功 イヴァン 1 大失敗 →菊 ○○●●→○●●● *損傷(1点、箇所は任意) イヴァン 【はらわた】を損傷 普「バカッ!(バコンッ)」 露「痛いよう!」 英「あれだけパーツ少ないから気を付けろと」 伊「あ、機械音の発生源はここだから、カルマを達成しました」 英「情報ありがとう」 日「さて、対話判定は菊とギルベルトですよね、どのように話しましょうか」 普「ゴライアスについて話せばいいんじゃねーか?(グググッ)」 露「痛い痛い、ほっぺ痛い!」 伊「その辺にしたげて!」 普「ったく」 露「あうう…」 英「じゃあなんだあれ〜って話して対話判定狙うか」 日「わかりました」 伊(みんなのロシアに対する態度が酷い) 伊「巨大なアンデット。作業をする死体。あまりにも現実離れした光景にイヴァンはカタカタと震える。その紫の瞳は恐怖に染まり、ぎゅ、手を握った。 瞬間、パンッ、イヴァンの腹が弾けた。ボロボロと溢れるのは【はらわた】。震える姉妹の自傷行為に目を丸くしたアーサーは、優しく瞳を細めた」 英「どうした?」 露「あれ、あれ、なに」 普「ただのでけぇ木偶だろ、対して使い物にならなそうだ」 日「万一襲って来ても、私が切り刻みますよ。イヴァンさんはただ立っていればいいのです」 英「俺が守ってやる、だから安心しろ」 伊「(なお男)とん、肩を叩かれてイヴァンは小さく頷く。その傍で菊とギルベルトはあれがどうのこうのと話していた」 *対話判定(±0) 菊 アーサー 6 成功 ○●●●→○○●● ギルベルト 5 失敗 イヴァン 7 成功 ギルベルト 菊 7 成功 ○○●●→○○○● アーサー 4 失敗 イヴァン 1 大失敗 *未練変更(強制) ギルベルト→イヴァン 3 依存 依存→依存に変更 英「よし、減らせたな?」 伊「よかったね〜」 普「ちょくちょく未練変更してるはずなのに変更していないと言う」 日「よほどその未練に執着があるのでしょう」 露「ところで、着々とそのゴライアスは出来上がってるの?」 伊「今も少しずつ出来上がってるね」 英「どうする?」 露「こっそり逃げ出そうよ」 普「そうだなー」 日「ではこっそりと」 伊「こそこそと扉から入ろうとすると、目の前を何かが掠めた。影を目で追うと、突然警報めいたサイレンが鳴り響いた。その音の元はドール達の近く…一匹の不気味なアンデットの番犬だった。 菊が【チェーンソー】で薙ぎ払おうとしても既に遅く、警備のゾンビ達がぞろぞろと現れ、さらに2体の完成していた【ゴライアス】が拘束具を引き千切って動き出し、ドール達に襲いかかってきた」 伊「はい、戦闘です」 普「やっとか!」 英「ゴ様2体とか鬼畜かよ〜」 伊「ルルブに書いてあるから仕方ない」 日「ちなみに逃げ出せますか?」 伊「どこに逃げるの?来た道戻っても行き止まりだし、外に出るにしても見つかるまでダメージを受け続けるの?」 露「まあそうなるよね」 伊「じゃあ次は手駒データ開示して、作戦会議とかやろうか」 英「戦闘のやり方とかも説明するぜ」 普「手駒は全部開示?」 伊「そうだね、シークレットはないよ」 日「わかりました、お願いします」 [*前へ][次へ#] [戻る] |