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小説
スーパー酔っ払いタイム(立波、R-15)

「りーとー!マジもっと呑めし!」

「もう無理だから!お前みたいにそんなガバガバ呑めないって!」

目の前でケタケタと笑うこの酔っ払いは、オレに呑まそうとしたスピリタスを一気に煽る。度数の極端に高いこの酒をグラスで呑んでも顔色1つ変えずに、ポーランドはによによ笑いをオレに向けた。
何か企んでやがる。

「リトー?」

「嫌だからな、絶対ダメだからな!お前何か企んでるだろ!?」

「そんなんじゃないしー。リトリトー」

四つん這いになってポーランドが近寄ってくる。ちらりと見えた鎖骨にそそられるが、無理矢理視線を引き剥がす。
オレの膝の上に乗ってきたポーランドは、細い指でオレの顎に触れた。

「えっちするし」

「…今から?」

「もうオレその気なんだけど。あっついしなんかふわふわするし、絶対気持ち良いって」

超近距離ではやくー、なんて言われる。もうポーランドは股をオレの膝に擦り付けて甘い声を上げていた。
仕方がないから、深くキスをしてやる。酒の味に混じって甘い味がした。

「んっ、ふぅ…ん」

酒のせいか感度が上がっているらしい。腰の動きが早くなる。それを無理矢理止めて、ポーランドを抱え上げた。

「あ、リト、あとちょっとぉ」

「ベッド行ってからね。そうしたら気持ち良くさせてあげるよ」

ちらりと酒の片付けのことを考えて、あとででいいかと結論付ける。先にこっちを味わってしまいたい。
切羽詰まった声で早くと催促され、ポーランドを寝室へと運んだ。

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あきゅろす。
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