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小説
じゃがいも推進でネクロニカ03
*酔っ払いルール

・狂気判定の出目+1
・対話判定の出目+1
・行動判定-1
・戦闘中起こる全ての判定の出目+1


露「食べてみればいい。その言葉通りギルベルトは菓子箱の中に手を突っ込み、小さなクッキーを口へと放り込む。ボリボリと咀嚼すると、バターの味が口一杯に広がる。
自分には味覚があるのか。驚きと共にこれは食べられる物だと理解する」

普「おい、これうめーぞ!」
独「待て兄さん。毒だったらどうする…旨い?もう食べたのか!」
日「美味しいんですか?どれ…(ポリポリ)」
立「…どうですか?」
日「…普通のお菓子ですね。甘味が強いですが」
普「うめぇうめぇ(ガツガツ)」
独「兄さん、ストップだ」
普「ああ?(ピタッ)」
日&立(止まった…)
独「こっちにあるおもちゃの山は新品ばかりだ。さも…」
立「…オレ達のために用意したような」
普「なんだそれ?…気持ち悪ぃな」
日「ええ…もうおもちゃで遊ぶ年ではありませんのに…」

露「キクはおもちゃの1つを手に取る。するとクラリ、と酔いが辛くなった。片手を突いてしゃがむ込むと、周りが慌てたように声をかける」

普「どうした!?」
日「…っ」
独「気持ち悪いか?横にした方がいい!」
立「水があれば少しは…」

露「周りは心配するが、キクにはその声が聞こえていない。目の前にちらつく母の柔らかな手。そこにもう1つ、大きな手がある」

日「父さん…」

露「大きなしっかりした手で空高く抱き上げられる。父の手だ。自分に向かって振られる母の手。2人の手を、思い出した。
―もういない、2人の手を」

日「(ああ…父さん、母さん。もう…亡くなっていることでしょう…私は醜く生き返っているのに)」
普「―おい、キク!!」
日「(ビクッ)え…はい?」
独「大丈夫か?」
立「しゃがんだと思ったらボーッとしてましたので…」
日「…はい、酔いが強くなって気持ち悪くなったんです。すみません」
普「…もう大丈夫か?」
日「はい。申し訳ありません」
独「大丈夫ならいい。また気持ち悪くなったら言え。遠慮なくな」
日「はい」


*対話判定 +2


キク
ギルベルト 3+2=5 失敗
ルートヴィッヒ 1+2=3 失敗
トーリス 3+2=5 失敗

ギルベルト
キク 5+3=8 成功
 →○○●●→○○○●
ルートヴィッヒ 3+2=5 失敗
トーリス 3+2=5 失敗

ルートヴィッヒ
キク 3+2=5 失敗
ギルベルト 2+2=4 失敗
トーリス 6+2=8 成功
 →○○●●→○○○●

トーリス
キク 10+2=12大成功

 →○○●●→○○○●
ギルベルト 1+2=3 失敗
ルートヴィッヒ 7+1=8 成功


*未練変更(任意)

キク→友情 7


露「変える?今は確か"憧憬"だよね?」
立「変えます!」
普「"友情"なら盾のお前よりパーツ損傷しないキクと相性がいいからな」
日「リトアニアさんは"友情"コンプリート目指して下さいな」
独「逆にオレ達はトーリスに"友情"を引かない方がいいんだな?」
日「はい。引いたら酷いことに…」
普「自分のパーツゴリゴリ削れるぞ」
露「じゃあ変えるんだね?それと、お菓子食べながらお喋り…でいいのかな?」
立「はいお願いしま…ロシアさん、探索開始してからどれくらい経ちました?」
露「…1時間くらい?ちょっと漁ったり見てたりしたからそれくらいかな?」
立「そうですか…」


???
(シークレットダイス)


露(あー…ちょうどいいくらいかな?)
立(言ってる間にまたダイス振ってる…怖いな、なんだろう)
日「ロシアさん、今のは」
露「秘密ー」
日「ですよね」
普「ネクロマンサーがこそこそやってんだろ、さっさと人形調べて抜け道探そうぜー」
独「抜け道?」
普「おう、ここにオレ達を運んだなら抜け道あるだろうよ。床とか…壁とか」
日「隠し扉ですね」
独「ニンジャだな!?」
立(すごい食い付いたー!)
日「ええ…まあ…」
立(すごいドン引いている…)
普「ってことだ、さっさと調べよう」


露「お菓子を食べながら休憩をする。体感にして1時間も探索していた疲れが出る。もちろん、死者の体に疲れはなく、君達は精神的に疲弊していた。
長時間の閉鎖空間への監禁、自分達の体への改造及びその道具、意味不明なプレゼント。全てがストレスとなって精神が疲弊する。
そして最後の一欠片を口に放り込み、ドール達は敢えて見ないようにしていた人形を見る。自分達に酷似した人形、これこそが1番のストレスだった」


*行動判定 -1

キク 8-1=7 成功
ギルベルト 8-1=7 成功
ルートヴィッヒ 10-1=9 成功
トーリス 4-1=3 失敗


露「成功おめでとう。失敗したトーリスにはこれをプレゼント」


*記憶のカケラの獲得

59.人形


立「うわー…うわー…」
日「あからさまなのと説明文見てドン引きのリトアニアさん」
普「なぜ今説明した」
日「いえなんとなく」
独「これで対話判定の回数が増えたな?しかし、なんでこんなにたくさんくれるのだ?すでに全員1つはもらっているぞ?」
露「(戦闘が大変だから…)このシナリオは1話で終わるシナリオだから」
独「そうなのか?」
日「いえ、この"あと"をロシアさんが考えているなら続けられますが…」
露「え、ボク?」
普「1回こっきりじゃつまんねぇから考えてくれよ」
露「ええー…」
立「…ロシアさん、情報下さい(立ち直った)」
露「あ、ごめんね。この人形は手作りの人形だよ。"人形"の記憶のカケラを手に入れたトーリスは、ネクロマンサーからのプレゼントだと気付くね」
普「手作りのキモさはヤバイ」
独「…先ほどのお菓子も手作りではないか?」
全「「!!!」」
露(あ、気付いた?)
日「ああ…はい…なるほど…(チラッ)」
露「(こっち見ないでよ)どうだろうね」
立「これ…オレ達のために作った部屋ってこと」
普「やめろそれ以上言うな。吐く」
立「(こくこく)」
独「すごい執着だな…子供に対する感情だなこれは」
日(本来のシナリオよりキモさが増している…ロシアさんこわい)
露「それじゃあ描写するよ」


露「それぞれが人形を手に取りしげしげと観察する。そっと頭を撫でたトーリスは、ふと思い出した。
―昔、自分もこの人形のように優しく頭を撫でられなかったか?怪我をして腕が取れて泣いた時など…」

立(ちょっと待って。"腕が取れた"?)

露「疑問が浮かぶが、確かに記憶の中の自分は腕が取れている。痛いと泣く自分を誰かが…頭を撫でて」

立(優しく…撫でて…こんなに風に)

露「トーリスは人形の頭を撫でる。優しく、泣き止ますようにぽんぽんと」

日「…トーリスさん?」
立「え、なに」
日「人形…どうかしました?泣きそうな顔で撫でてましたけど」
立「え…いや…なんでもないです」
普「…似てるだけでなんもねーや。これどうする?」


露「忘れてた。トーリスは狂気判定。人形は"たからもの"として持ってけるよ」
立「ああやっぱり!」


*狂気判定 +1

トーリス 7+1=8 成功


露「なんだつまんない」
立「よかった…!」
独「持っていけるのか?"たからもの"として?」
普「ほんと大盤振る舞いだな」
日(ええと…記憶のカケラを多い人は3つ、"たからもの"を1つ…狂気点の空きがかなり出来ますね)
普「もらえるならもらっとこうぜ」
日「ええ、私も賛成します」
立「オレも」
独「特に反対意見はないようだな。なら全員持っていこう」
露「OK、なら…いきなり大きな音と微かな揺れが起こるね」
全「「え」」


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