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小説
串ヨグ若者言葉でネクロニカ05

英「RPお疲れ。んで、お前らこれからどうすんだ?」
波「この部屋調べられんの?」
英「出来るぞ。サイコロ振ってもらうし、もれなく狂気判定もしてもらうが」
羅「げっ」
勃「今狂気点に余裕あるのは?」
香「オレだけっす」
波「じゃあ2人でやるし。行動判定に補正持ってんの、オレだけだし」
香「OK」
英「そうか、ならこうだな」


英「どうにか正気を取り戻した少女達は再び部屋の中を見る。床に広がっている赤は粘菌ではなく間違いなく血で、それはここにドールやアンデットではなく人間がいたと言うこと。そしてこの出血量…もう生きてはいまい。
嫌な想像を振り払うように赤から目を離し、少女達はお互いの目を見る」

羅「…どうする?」
勃「どうするって…調べなきゃ」
羅「(おっ…これは)なんで?こんな恐いとこ、早く出ようよ」
香「もし人が…いたなら、オレ達をこんな姿にした奴にやられたかも知れない。だから、手掛かりを探すなら」
羅「(だが断る)あたしは恐いのっ!嫌なものは嫌!!」
波「…、私がいくよ」
香「えっ」
勃「("恋愛"RP…!)なら私も…」
羅「(ここで"保護")エミーは一緒にいて!」
勃「えっ…でも1人は」
香「ならオレが。…OK的な?」

英「―文句はないだろう?シャンメイの言いたい事を感じ取ったフィオレは黙った。エミーリアの服の裾を掴み、口を引き結ぶ。その様子にエミーリアは慌てたようにフィオレの手を引き、部屋の外へ向かう」

勃「ご、ごめんなんだわ。私達外で待ってるから…」
香「何かあったらすぐに呼んで的な!」
羅「…」
波「…」


波「…"嫌悪"うぜぇ」
羅「(違うけど)どうよ、上手いっしょ?」
英「(おそらく違うけど)ここまではっきりやられると後々面倒臭いんだが」
香「胃が痛い…」
勃「"恋愛"RPしようとすると"嫌悪"発動中のフィオレに止められ、フィオレの肩を持つといじめてるみたいだし…。でもマリの肩を持つとフィオレ泣かすことになるし…」
波「マリ的には一緒にいて欲しいけど」
羅「だが阻止するww」
香「こっちに"恋心"芽生えたら面倒臭い通り越してもう、なんか…死にたい」
英「頑張れ超頑張れ」
香「はぁ…。取り敢えず判定するから結果下さい的な」
英「あーそれな、2人は手をつないでるから手分けしてやることは出来ない。2人は同時に…いや、別方向見るなら判定1回でいいぞ」
波「その代わり失敗したら情報はない?」
英「もう1回やればいいんじゃね?狂気点増やしたいならな(ニッコリ)」
波「だよなー、善処するし」


行動判定 何か手掛かりは?

シャンメイ 10 成功
マリ 3+1=4 失敗


英「はいお疲れw」
波「…」
香「…もう1回やるっすか?」
波「…狂気判定見てからにする…」


英「部屋の中を漁り始めた2人は、散らばっている医療器具の中から小さな紙切れを見つけた。くしゃくしゃに丸められたそれを丁寧に伸ばすと、そこにはたくさんの名前が書かれていた。その中にはシャンメイ、マリ、フィオレ、エミーリアの名前も入っていた。そして名前の横にあるアルファベットと数字の羅列。それが名前の隣に必ずある」

香「…?何これ?」
波「(首を傾げる)」

英「マリはそっと指を伸ばし文字を撫でる。カサカサとした紙の感触が指越しに伝わるだけで、既に色が霞み始めたインクが指に付くこともない」


羅「何これ、重要アイテム?」
英「さあな」
香「持ってくことって出来る的な?」
英「出来るぞ、特に条件はないが"たからもの"として扱う訳じゃないから、そこだけ気を付けろよ」
波「ん、どっち持つ?」
香「オレが持ってく。…もしかしてここ、狂気点だけすごく溜まる特に意味のない部屋だったりする系?」
英「どうだったかなー、でもオレはほぼ初心者卓っつーことで甘くはしているぜ(ニヤニヤ)」
波「"記憶のカケラ"の回収場所だと思うんよー、ここ。だからスルーしてもNCは甘く采配してくれると思うし、他で気紛れにくれるってオレは考えとるんだけどー」
勃「なるほど、狂気点に余裕がないなら深追いしなくてもいいってこと?」
波「だしー」
羅「甘くしてるって言葉をどう解釈するかってことかー。特にメインアタッカーの2人は、狂気点に空きがあった方が何かと便利だしって考えるとそうなるね」
英「そのことについては発言を控えておく。
これ以上探索をしないなら、狂気判定して部屋の外に出た2人の方をやるか」
串ヨグ「「えっ」」
波「…っあ」


狂気判定 ±0

シャンメイ 6 成功
マリ 7 成功


英「部屋の中を漁る2人とは別に部屋の外に出た2人は、冷たい壁に背を預け、他愛のない話をしていた」

勃「(わざわざ個別にやるってことは、こっちにも何かくれるのかな?)フィオレ?なんで2人にキツく当たったの?」
羅「(個別にやる理由…嫌な予感しかしない…)…別に?あんな怖いところにいたくなかったから、そう言っただけだよ?」
勃「でもアレじゃ言い方キツいよ。…もうちょっと優しく言おうよ」
羅「…」

英「エミーリアに優しく諭され、フィオレは黙り込む。怒られた子供のようなフィオレの姿にエミーリアは苦笑し、頭を撫でようと手を伸ばすと」


英「部屋を出ている2人は行動判定してくれ」
勃「…え?」
羅「やっぱりー!」
波「お前ら絶対失敗すんなし!アタッカーいない時に襲撃受けて解体されるとか、洒落にならんからマジで!」
香「汚い、さすがイギリス汚い」
英「クトゥルフはバラバラ行動した奴から襲われるように出来ているが、オレはネクロニカでやらないとは1回も言ってねぇぞ。油断したそっちが悪いだろw
ほら、諦めてさっさとダイス振れ」


行動判定 -1 危険察知出来るか

フィオレ 9-1=8 成功
エミーリア 3-1=2 失敗


英「フィオレの頭にエミーリアの手が触れるのと同時に、フィオレの耳に複数の足音が届く。瞬時に体を固くしたフィオレを訝しげに見るエミーリアも、耳に届いた足音に顔を強張らせた。2人は互いの顔を見る」

羅「…エミー」
勃「…フィオレ」


英「フィオレの出目が高かったから教えるが、足音は扉ぶっ壊した部屋の方の階段から聞こえるな。ちなみに部屋の扉は「(羅)開いてる!」…なら中に入るか、中の2人に声をかけることが出来るぞ」
羅「このまま動かなくても、階段昇ったら廊下は真っ直ぐだからどうせすぐ見つかるね!中の2人に声をかけて呼び足すよ、もう片方の階段から逃げられるかもしれないし!」
勃「実践わくわくするんだわ…!」
香「呑気なこと言ってられないっすよ、オレらが外に出るのと敵さん来るのは」
英「同時だな、戦闘に入る時にペナルティは…」
波「あとで飯奢るし」
英「ならペナルティなしだ、交渉成立だな。セッション終わったら旨い店行こうぜ」
勃(いいの、アレ)
羅(身内だけだし、あんなもんでしょw)
香(だからちょろリスなんて言われる的な、マジ笑えるw)

次回:戦闘


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