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小説
串ヨグ若者言葉でネクロニカ04

英「んじゃ、対話判定してもいいぜ」
波「補正は?」
英「なしだ。ここからそっちからの提案で対話判定を許可していくからな」
勃「何それ?」
羅「対話判定して成功しないと狂気点減らないんだよ」
勃「何それ困る」
香「ダイス転がす的な!」


対話判定

フィオレ
エミーリア→9 成功
シャンメイ→2 失敗
マリ→9 成功

エミーリア
フィオレ→10 大成功
シャンメイ→4 失敗
マリ→1 大失敗

シャンメイ
フィオレ→8 成功
エミーリア→8 成功
マリ→8 成功

マリ
フィオレ→3 失敗
エミーリア→6 成功
シャンメイ→1 大失敗


全「「うわぁ…」」
英「まず…処理しやすいとこから始めるか…。香港、どれ減らすんだ?」
香「マリ、と…"未練"や相性的なmeanでフィオレっす」
英「分かった。お前はもうアドベンチャーパートでさ新しく"記憶のカケラ"を手に入れない限り狂気点を減らせない。いいな?」
香「OK」
英「よし。次、ブルガリア、ダイス1個振ってみろ」
勃「お、おう」

未練変更(任意)
エミーリア→フィオレ 3 依存

英「変えるか?」
勃「"執着"か"依存"か…悩むんだわ…」
羅「新しく人が来てフィオレに"依存"するのは変じゃないんじゃない?」
勃「むむむ…」
香「状況が酷くなるだけだから大丈夫なんじゃ?」
勃「…変えない」
英「ん。次、大失敗の処理だ。ブルガリア、ポーランド、1回振れ」

未練変更(強制)
エミーリア→マリ 5 恋心
マリ→シャンメイ 3 依存

羅「あっ」
波「ちょっ、両ww思wwいwww」
英「開幕早々からなんだこれwww」
香「こっちは"憧憬"吹っ飛んだwwww」
勃「なにこれぇ…」
英「恋愛RP頑張れwww」
羅「マリに"嫌悪"が発動してるフィオレは胃が痛いね!!」
勃「お前はそれでいいのか…よく分からないんだわ…」
羅「所詮ゲームだからね」
勃「はぁ…」


狂気点

フィオレ
エミーリア ○●●●→○○●●
シャンメイ ○●●●
マリ ○●●●→○○●●

エミーリア
フィオレ ○●●●→○○●●
シャンメイ ○●●●
マリ ○●●●

シャンメイ
フィオレ ○●●●→○○●●
エミーリア ○●●●
マリ ○●●●→○○●●

マリ
フィオレ ○●●●
エミーリア ○●●●→○○●●
シャンメイ ○●●●


英「4人は他愛のない会話をし、互いの存在を確認する。安心する。大丈夫だ、1人じゃない。そう確認する。そうして互いの心の傷を舐め、部屋から出る勇気を得る。1歩部屋の外へ出れば、目の前には階段、そして左奥には部屋が見えた」

羅「(あれか、行けってことか)あっちの部屋見てみようよ!あたし達みたいな子がいるかも知れないし」
波「(…確実に罠だしー)…賛成。独り寂しいから…」
勃「(恋愛RP、恋愛RP…!)わ、私も気になるなっ、あの部屋!」
香「(飛んで火に入るなんとか…)じゃあ行くっすか?」

英「(あれ、なんだ行くのか)4人は前方後方共に注意しながら部屋へと歩いて行く。扉の前に立ち、その取っ手に手をかけた」

香「開けるっす」

英「全員が頷くのを確認してシャンメイは扉を開けた。扉は造作もなく開き、4人は中を覗く。
―中は手術室になっていた。荒れて汚れていて、手術道具は散らばっており、そして尚且つ中は血で汚れていた」

羅「(…あっちゃー…)なっ、やぁ…!」

英「目の前に広がる光景に固まる4人。1番に行動を起こしたフィオレは、己の視界に映る光景を否定するように悲鳴を上げた」


狂気判定(-1)

フィオレ 3-1=2 失敗
エミーリア 6-1=5 失敗
シャンメイ 9-1=8 成功
マリ 6-1=5 失敗


勃「やっぱりさっきの強運はここで回収された!」
香「オレ以外全滅ってどう言うことwww help me wwww」
英「人がちょっとマイナス補正付けるとすぐこれだ(呆れ)」
波「って言うか、これ真面目に阿鼻叫喚じゃね?」
羅「やった、叫ぼう」
勃「お前は叫ぶの好き過ぎなんだわ…」


狂気点

フィオレ
マリ ○○●●→○●●●

エミーリア
フィオレ ○○●●→○●●●

マリ ○○●●→○●●●


英「(これからどうするか、見物だな)飛び散る血、転がった手術道具…それはもしかしたら己の体を切り刻んだものかも知れないもの。…その想像は少女達を混乱に陥れた」

羅「(ハンドアウトの内容だと…こうか)いや、いやああぁぁぁ!!!」
勃「フィオ…レ…、いや、恐いよ、フィオレ…!」
波「やだ、恐いよぉ…!」
香「(えーと、正気なのはオレだけだから…)…大丈夫、恐くない、こんなの、恐くなんか、ない!」

英「(ほう…)1番に恐怖から抜け出したシャンメイは恐怖に染まった3人を宥める」

香「恐くなんかないっす、何か出てきてもオレがやっつけるから!みんな一緒だから、恐くない!ね、大丈夫だから!」


対話判定

エミーリア
シャンメイ→8 成功 ○●●●→○○●●

マリ
シャンメイ→8 成功 ○●●●→○○●●


英「ご苦労」
香「もうやだ…(泣き)」
勃「これでもう、みんな狂気点減らせないんだわ…」
羅「だいじょーぶ、狂気点増やさなきゃいいだけだよ」
波「それ慢心なwwwww」
勃「あっ、NC、次のRPこんな感じにして欲しいんだわ」
英「ほうほう」


英「シャンメイの言葉にエミーリアはハッとする。まだ恐い気持ちを押さえ付け、溢した涙を拭く。くるりと後ろを振り向き、未だ泣き叫ぶフィオレを揺さぶった」

勃「フィオレっ、大丈夫だからっ!私もいるから、泣かないで!」
羅「(何このイケメン…)うううう…、エミーィ…」
勃「頼りないけど、ちゃんとフィオレのこと護るから!」
羅「ひっく、エミーは頼りなくなんてないよぉ…」

英「(ふむ、良い眺めだ)エミーリアの強い言葉に震えながらもフィオレは頷いた。一方マリもシャンメイに宥められ、泣き止んでいた」

波「(ハンドアウト見るとやっぱり…)…(ギュッと服の裾を掴む)」
香「…あのー、引っ付くの、やめてもらえないですか的な」
波「(喋れないの辛いし…)…」
香「(何?)…」


香「…何この状況」
英「(…ああ、ハンドアウトか…)"依存"だからじゃね?」
香「はぁ…?…こっちは"友情"だからそんなに違和感ないけど…」
羅「(ははーん、何かあると見た)寂しがってるなら一緒にいるべきだね♪」
勃「なんでお前はそんなに嬉しそうなんだ…」
羅「こーゆーのは楽しんだもん勝ちだからね♪」
波「(勘づかれた…?)…だし?」
香「(なんかあるみたいな?)…じゃあちょっと困った顔しながら手をつなぐ」
英「よしよし。なら…(ガランガラン)…ほう」
香「stopイギリス!なんで今後ろ向いてダイスたくさん転がした的な!?」
英「香港、お前に"一人ぼっち"の"記憶のカケラ"をやろう」
羅「なぬ?」
英「咄嗟の対話判定、RPの対応、NCとして面白いものを見せてもらったからな。ご褒美だ」
波「…イギリス、お前NCとして悪い顔になっとるし」
羅「ま、もらえるものはもらっとけば?どうせこれはNCから"押し付けられる"ものだし」
香「…thanks的な」
勃「いいなぁ…"記憶のカケラ"」


英「怯えて自分にすがり付く少女にどう対応すればと悩むシャンメイの頭にふと、ある光景が浮かぶ。
夕暮れの学校、教室には誰もいなくて、自分一人。校庭では少女達の笑い声が響いていて。少しだけ羨ましくて外を眺めて。同じだけ悲しくて。寂しくて惨め。自分はそんな取るに足らない人間以下の存在。そのことを思い出す。
―そう、丁度今のように。お前は人間以下の只の汚い人形。破壊しか望まぬおぞましい人形だ。…ただ」

香「…手」
波「…?」
香「手を、恐くないように、手をつなぐ的な」
波「!」

英「シャンメイの申し出にマリは顔を輝かせ、しかし恐る恐ると自分の指をシャンメイの指に絡ます。相手に拒絶されないことを確かめると、ふわりと笑った」

波「…ありがとう」
香「…こっちこそ、ありがとう的な」

英「お前が"友達"を欲しがっていたのは知っている。だからお前が庇護欲を掻き立てるような"友達"を造ってやった。精々、この"友達"を壊さないように、その破壊しか産まぬ体で護ってやるんだな」


記憶のカケラ

シャンメイ 53 "一人ぼっち"を手に入れた





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