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小説
串ヨグ若者言葉でネクロニカ01

英「そうだな…お前達が目を覚ましたのは比較的明るい場所だ。目を開ければ所々穴が空いた天井が見える。そこから光がもれているな」

羅「…っん、ここは…?」
勃「ふっ…フィオレ、大丈夫!?」
羅「(あ、頑張ってる)大丈夫だよ、エミー」
勃「(エミー!?)私達、なんでこんなところに…それに、何、この格好…」

英「お前達は自分の体を見降ろす。フィオレの体は"つぎはぎ"に覆われ、服の隙間から堅い"うろこ"が覗いている。エミーリアは反対に美しい白い肌に無骨な"ガントレット"を腕に付け、犬のような"しっぽ"がふりふりと動いている」

羅「な、何!?あたしこんな体が継ぎ接ぎで…っ」
勃「しっぽ!?なんでしっぽなんか…っ!?」


英「早速だが、狂気判定してもらおうか」
羅「…だろうと思ったよ」
波「みんな演技上手くね?」
香「はい、ダイス的な」
勃「10面ころこーろ♪」
羅「なにそれかわいい」


狂気判定

フィオレ 10 大成功
エミーリア 9 成功


香「ちょwww出目www」
英「幸先いいな?(にっこり)」
羅「わあ、悪魔の笑みだー」
英「ま、NCとしても成功して嬉しいこった。失敗してたら即ロスト(精神崩壊)だったからな」
勃「え、なんで?」
波「オレらまだ"未練"決めてないんよー、失敗してたら"たからもの"に狂気点が入って発狂するし」
勃「うぇ、危なっ!?」
英「ククク、成功したからNCから寛大な処置をやろう」


英「お前達は己の体に施された改造に恐怖を覚えるが、目の前で同じように震える親友に自分は一人ではないと分かる。少なくとも、この少女は自分と同じようにおぞましい姿にされているが、自分の知っている人物だ。少女達はお互いを抱き寄せ、慰め合う」

羅「大丈夫だよ、エミー。あたしがここにいるから、ね?」
勃「フィオレ、私が守るから、心配しないで…」


英「ここでロイス…じゃなかった、"未練"を決めてもらう。10面1回転がせ」
羅「ほいやーっ」


未練

フィオレ

エミーリア 8 保護

エミーリア

フィオレ 4 執着


英「これはこれは(にこにこ)」
羅「フィオレはエミーリアを大切にしているから"保護"で、だからエミーリアはフィオレに"執着"してるんだね意味分かんない」
波「どっちもヤンデレだってのは分かるし」
勃「たからものへの"依存"、フィオレへの"執着"、それぞれ狂気点3つっと」
香「1番楽しんでる的な?」
英「よし、"未練"も決まったし、二人にはこの部屋から出てもらう。ただし、扉は固く閉じていて二人の力じゃ開かない。武器もないお前達は今は出られない。この状況を打破してもらおう」


カルマ 部屋から出る


英「お前達は互いを大切な存在だと再認識し、部屋の中を見回す。お前達は冷たいコンクリートに直に寝かされていた。部屋には何もない。固い閉ざされた扉が1つ、天井には穴がいくつか開いているがお前達のジャンプ力じゃ届かない」

羅「(ち、先手を打たれたか)…どうする?エミー」
勃「この扉、殴っても蹴っても全然だめなんだわ」
羅「なーにーかーなーいーかーなー?」


英「では、お前の催促通り行動判定してもらおうか。明るいから+1してやろう」


行動判定(+1)
何か役に立つものは?

フィオレ 5+1=6 成功
エミーリア 7+1=8 成功


香「今思ったんスけど、優しいイギリスキモいんですけど」
英「キモい!?」
波「あー、ちょっと分かるしーwww」
羅「やってる側としてはNCが優しくてすごく嬉しいけどねwww」
勃「NC、何か見つかった?」
英「外野め…あとで覚えてろよ…。…んー、そうだな、二人はどっちの方が小さいんだ?」
勃「えっ…?えっと…」
羅「じゃあおいら」
英「そうか。なら」


英「お前達は壁や床をこつこつ叩いたり押してみたりと時間をかけて繰り返す。すると、床付近の壁を叩いていたフィオレが声を上げる」

羅「エミー!なんか壁に穴が開いたー!」
勃「どこ!?」
羅「ここ!」

英「床に転がったフィオレが指し示す場所に確かに小さな穴が開いていた。
大きさは拳程度、腐ってボロボロになっていた部分を強引に押し開いたようだ。その小さな穴から向こうを覗いたフィオレは再び声を上げる」

羅「向こうに人が…人?人…かな?がいる!」
勃「面倒だから私にも見せて欲しいんだわ!」

英「フィオレはエミーリアの催促に穴の前からどく。フィオレと同じように転がったエミーリアは穴の向こうを覗く。穴の向こうには人…いや、呼吸をしている様子はないから恐らくドールかアンデットだろう、比較的自分達と同じ姿をした少女が二人、床に転がっていた。
片方は金髪、もう片方は黒髪の少女型のドール(もしくはアンデット)は全く動かない」

勃「…私達と同じなのかな…」
羅「あたし達と同じ?なら助けなきゃ!」


羅「でもどうすればいいんだろう?」
勃「隣には行けないんだわ…オレ達まだ部屋すら出られないし」
香「…どう聞いてもオレ達っす」
波「んー、メタ読みすればオレらを起こして外から扉を壊して脱出じゃね?」
英「メタ読みすんな。
起こしたければ何かしらの行動をしてくれ。NCが提示したことだけやっても楽しくないだろ?些細なことでもいい、色々提案してみてくれ」
波「んじゃ外野から。オレらも手伝っていい?」
英「いいぞ。たくさん話せ、話した分だけこのあとが楽だぜ」
羅「じゃあ早速」


羅「この穴、広げられない?」
英「無理だな。さっきも言った通り、この壁や扉はお前ら二人じゃどうやったって壊れない。壁が壊れたのはたまたまボロボロだったからだ」
勃「壁叩くのは?」
英「いいが…この壁は防音性が高いな。壁に衝撃が吸い込まれて低く鈍い音しかしない」
香「壁…?床は?」
英「床も同様だ」
波「…NC、天井の穴から外の音、聞こえるん?」
英「(おっ)…行動判定の結果によるな」
波「…ん、二人とも振れし」
羅「ん?OKー」


行動判定
何か聞こえる?

フィオレ 9 成功
エミーリア 9 成功


英「…成功したな?そうだな、考えを巡らすために黙る二人に外の音が聞こえる。
木々のさざめき、風で木の葉が擦れる音だな。それが聞こえる」
香「森の中的な?」
羅「山の中にある研究所みたいなところにおいら達いるのかな」
波「…ドールやアンデットの耳は高性能だし?」
英「(ち、ばれた)そうだな」
勃「あー、だから天井高いのに音が聞こえるのかー」
香「!!それっす!」
勃「ふぇっ!?」
香「穴の前で叫ぶんすよ、そうすれば起きるかも!!」
羅「なるほろー」
波「16の女が全力で叫べばすごい高音になると思うんよー」
英「叫ぶってwwwキイイイィィィッ!!の方かよwww」
勃「何それwww」
香「かなり嫌なwakeupになるんだけどwww」
羅「面白いじゃんwwそれやろうよww」


英「壁の向こうの2人を起こす方法を考えていたフィオレがパッと顔を上げた」

羅「そうだ!ねぇ、穴の前で叫んでみる?」
勃「えぇ…?叫ぶ…」
羅「そ!タスケテーとか」
勃「何それ…」
羅「じゃあ、せーの!」
勃「ちょ」

英「2人は深く息を吸い、そして大声で叫ぶ」

行動判定
ちゃんと大声が出せたかな?

フィオレ 10 大成功
エミーリア 8 成功


英「お前ら…」
波「クリティカルwww」
香「どう見ても飛び起きたwwww」
羅「おいら達すごーい」
勃「出目が良すぎてあとが恐いんだわ…」
英「…じゃ、ここで切る。休憩を挟んで残り2人を片付けるぞ」
若者「「はーい」」

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