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グローリーソード ―右腕に封印されし剣(つるぎ)―
旅立ち
父さんが殺された運命を歩んできたオレは旅に出た
早蕨一族よりつよくなるために
いい忘れてたな、オレは火渡隼人(ひわたり はやと)
『トウホウ地方』から一週間・・・
見知らぬ地、『セイホウ地方』へとたどり着いた
一週間、さすがに体力にも限界ってものがありとてつもなく疲れていた
セイホウ地方の中央にある町外れへとたどり着いた
ふと横を見ると一軒古い建物があった
そしてその表紙には・・・
『火渡』と書いてあった
「ま、まさか・・・」と思い家に入った
「・・・んなわけねーか」誰もいない
それこそ、オレのおじいちゃんの家だと思ったんだ
誰もいないから家の中を拝見させてもらった
そうすると、古くから書かれていたような日記とアルバムを見つけた
日記には――
『火渡隼人 誕生』と書いてあった
やっぱり、ここはおじいちゃんの家だったんだ
日記にはこうも書いてあった
『74Day 重い呪いにかかってしまった もう助からないだろう』
・・・死んだのか?一人暮らしだぞ
「二階か!」急いで二階へ駆け上がった
そこにはベットに寝たおじいちゃんが・・・
どうやら呪いが重すぎるらしく喋ることすらできなかった
おじいちゃんは本が全然入ってない本棚を指差し、死んだ――
オレは指を差した本棚へ行き本を見た
そこにはかつておじいちゃんが早蕨一族と戦った時の記録が残されていた
『火渡一族 光の剣グローリーソード 使えば死に近づくなり
運よく生き延びれても 呪いにかかり 死ぬまで苦しむなり』
まさにもろはの刃だな
そしてそのグローリーソードはオレの右手に封印されている
使えば死ぬ、か・・・
早蕨一族を抹殺させるときまで取っておくか
父とおじいちゃんの苦を胸に刻み家をあとにした――

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あきゅろす。
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