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グローリーソード ―右腕に封印されし剣(つるぎ)―
封印
オレは見た、目と鼻の先で父が殺されたのを――
それは8年前、オレが6歳の時、
父は昔からライバル的存在だった早蕨一族の『早蕨 拳助(さわらび けんすけ)』と戦っていた
岩陰に隠れてその戦いを見ていた
父の右腕に傷跡があったのは知っていた
だがその正体は見たことがなかった
いざ、戦いが始まろうとしたとき、父の右腕の傷から光があふれ出した
その直後に父の右腕が光の剣と一体化した
今までに見たことのない速さであいつを翻弄した
だが、あいつも負けてはいなかった
あいつこそ早蕨一族の秘伝の技を使ってきた
結局、父は戦いに敗れ殺された――
早蕨一族が去った後、オレは父に近づいた
心に響いた声、それは父の声だった
「お前はやられるな。オレの仇を討ってくれ。お前にこの力を授ける。がんばれよ・・・」
そう聞こえると、父の右腕にあったはずの傷が光になり、オレの右腕に封印された・・・
すべての物語はここから始まった――

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あきゅろす。
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