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SHORT

operation # バイブで放置




この小説は18禁表現を
含んでいます。

18歳未満の方は
ご遠慮ください。



古キョンです。
ドS古泉でバイブ登場。



■operation



放課後の文芸部室。
SOS団のたまり場として
いつもの面々が揃い、
いつものように
ダラダラと帰宅時間までを過ごす…

つもりだったのだが、
今日の俺の状況は
ちょっとばかり…
いや、随分普通じゃなかった。

何を隠そう、
目の前でニヤけ面を提げている
古泉のせいで、だ。




俺が真面目にも
通い慣れた部室への廊下を歩いていると、

突然、横から手が伸びてきて、
俺をトイレに引きずり込んだ。

「なっ…!?」

「静かにしてください」

振り向きざまに
肘を鳩尾に入れてやろうとすると、ガシッと腕を取り押さえられた。

「こ、古泉…?
お前、何すんだよ」

俺の問い掛けを無視して、
古泉は俺をトイレの個室に引きずっていく。

「な、何す…んぅっ…ん…」

壁に体を押し付けられ、
荒々しく口づけられる。

「っは……
何だよ、急に…どうした?」

何かあったのだろうか。
俺達の関係がハルヒにバレて、
気が動転してる、とか?

「大丈夫か?」

「大丈夫って、何がです?」

怪しく口角を上げた古泉を心配なんてしてやったことを、
俺は後悔することになった。




「…っ…古泉…」

「なんですか?」

俺の向かいでトランプを持つ古泉は
普段通り笑顔だが、
いつもよりも楽しそうだ。

俺はといえば、
いつもは閉めないブレザーの前ボタンをきっちりと閉め、
喉から出る声は震えていた。

そして俺の下半身は…
悲しいことに完勃ちだった。

なぜこんなことになったのか。

これは別に、
みんなの前で勃たせて興奮しようとかいう変態プレイを
俺が好んでやっているわけでは決してない。

そんな変態は…
この古泉で十分だ。


トイレに引きずり込まれた俺は
古泉の掌でギリギリまで高められて
放置されるという、
暴挙を受けていた。

それだけならまだ
我慢して自然に萎えるのを待てるのだが…

俺の後口には、
小さなバイブが入れられているのだ。


有り得ない。
どこの変態だと言いたいが、
古泉は変態だ。

さっきからさりげなく古泉がポケットから
手を出し入れしている。
古泉がポケットに入れる度、
俺の中に入ったものが、
ブルブルと振動し始める。

いつものニヤニヤ笑いが
やけにカンに障る。

恋人とはいえ、
俺にこんな羞恥プレイをさせて
何が楽しいんだ?

「も…古泉、
止めてくれよ…っ」

「まだだめですよ。
僕に負けたら止めてあげます」

古泉は手のトランプをヒラヒラさせてくる。

そう、このバイブを止めてもらうためには…
ばば抜きで古泉に負けなければならない。

オセロや将棋なら
俺が手抜きすれば一発だ。
だが、ばば抜きとなると
これは運にかけるしかない。

そして神様は俺に味方をする気はないらしく、
さっきから五回も勝負しているのに、
毎回俺が勝ってしまう。

古泉に負けるのがこんなに難しいだなんて…

俺をこんな目にあわせてまで、俺との勝負に勝ちたかったのか?

「無理だ、って…ッ」

「おや、失礼ですね。
いいんですか?
そんなこと言って…」

古泉から黒いオーラが出たような気がした瞬間、
ナカに入ったバイブが振動し始めた。

「…ッ、ぅ…」

古泉の手はポケットの中。
あのリモコンを取り上げてやりたい。

震えるバイブが奥に当たり、
出そうになる声を必死におさえる。

ここにはハルヒ達もいるのだ。
変な声でも上げれば、
疑惑の目を向けられる。

「おま、止め…っ」

「何をですか?」

トランプを持つ手が震える。
古泉を睨みつけると、
涼しい笑みが返ってくる。

古泉に飛び掛かってリモコンを取り上げるか
自分で抜くかすれば良いのだが
そんなこと出来るはずがない。

普段ハルヒにペコペコしている古泉ならいいが、
変態スイッチの入った古泉に逆らうと
後々大変な目に逢う。
これは、俺が身を持って体験したことだ。

「ねぇキョン、
あんた熱でもあるんじゃない?
顔が赤いわよ」

心配そうなハルヒが近付いてくる、と同時に、
バイブの振動が強くなる。

お前…っいい加減にしろよ…

「いや…ッ、大丈夫だ。
別になんとも、ない」

ハルヒに音が聞こえていないだろうか…

聞こえるはずはない。
万が一聞こえていても、
バイブの音だなんて
全く思わないだろう。
そうわかっていても、
心臓の音がうるさく響く。

「そうには見えないわ。
ブレザーのボタンまで閉めて、
寒いんでしょ?
…もう今日は解散よ。
キョンは早く帰って、
ちゃんと治しなさい!!」
明日学校休んだりなんてしないように!!

と叫んで部室を出て行ったハルヒが、今日ばかりは本当に神に見えた。

朝比奈さんと長門が後に続き、
長門にチラリと見られたような気がしないでもないが…

三人娘が出て行った途端、
俺は机にグタリと突っ伏した。

自分の耳に入ってくる
息が荒い。

「ふふ…随分お疲れですね」

誰のせいだ…
と言ってやりたいが、
そんな気力もない。

代わりに睨みつけてやると、
スルリと笑顔で近付いてきた。

「もう、いいだろ…ッ
はや、く止めろよっ…」

「そんなにお望みなら」

古泉にしてはやけにあっさりと
ポケットからピンクのリモコンを出してきて、
カチリとスイッチを止める。

止めろと言っておいて何だが、
まさか本当に止めてもらえるとは思っていなかった。

だってあの変態古泉だぞ?
何かあるんじゃないか…
なんて悪い予感がする。

「…ッはぁ…」

刺激が与え続けられていたのは
後ろだけとはいえ、
悲しいことに
俺の股間は完全に反り返っていた。

早く解放させてほしい。

俺はそう思っていたのだが…

俺の悪い予感はあたっていた。

「さぁ、帰りましょうか」

「…は?」

息も荒く、
次の段階を期待していた俺とは逆に、
古泉は爽やかな笑みで
かばんを持っている。

…帰るだと?
有り得ない。
何のいじめだ?
こんな状況の俺を放置して帰ろうってのか?
俺をこんな状況にしたのはお前だろ!!

「っ…まじで言ってんのか?」

「何がでしょう?」

こいつの涼しい笑みの裏には、
どす黒いオーラが漂っている。

ははーん、こいつ…
俺に言わせたいと、
そういうことだな…?

何で俺がそんなこと…
お前の思うツボになってたまるか!!
と言いたいが、

俺の体は
このまま我慢して帰れるほどの余裕もなかった。

限界まで高められて放置されていたのだ、
ここまで我慢しただけ
褒めてほしい。

いや、女子もいる中で
股間を勃たせていて、
恥ずかしさで憤死しなかった俺はえらい。

「…このまま帰れるわけないだろ…っ」

「じゃあ、どうしてほしいんですか?」

「っもう出させてくれよっ」

この欲望を、早く解放してほしい。
その一心で、
半ばヤケになって叫ぶ。
俺の顔は、
きっと今真っ赤だろう。

「ふふ…、いいですよ。
こちらに来てください」

今日はやけに命令が多い。
いつもなら、初めは古泉のほうが欲情して、
向こうから襲ってくるのだが。

「っわかったよ…」

逆らいたい気持ちよりも
下半身への限界が勝り、

机にかばんを置き直した古泉に近付くと、

腕を引かれ机に押し倒される。

「気持ち良くしてあげますよ。
ちゃんと言えたご褒美に…ね」



深い口づけを受けながら、
古泉にスラックスと下着をまとめて一気におろされる。

ずっと我慢し続けていたそこは
硬く完全に勃ち上がっていた。

「ん…ッうぅ…っ、
んぁぁ…っ」

「僕はいいですが、
ここは学校ですよ?
まだ校舎に残っている生徒がいるかもしれません」
声、いいんですか?

と言われ、我に返る。

そうだ、
団活が終わったとはいえ、
まだ文化部の者は残っているはずだ。

お隣りのコンピ研なんぞに聞かれたら…
うん、死ぬしかない。

服の袖口を噛み声を抑えるが、
古泉は執拗に
弱い先端部分を攻めてくる。

「…んむ…っ、ッ…
古泉ぃ、出る、っから…」

「いいですよ、出しても」


我慢していた欲望が弾け、
薄く笑った古泉の首に腕を回して大きな衝動に堪える。

「っはぁ…は……ッ!?」

射精後独特のだるさが体中を襲う中、
後ろに入ったままだったバイブが急に振動を始めた。

「おま…な、にして…ッ」

「あなたはまだ、
僕とのゲームに負けていない…
そうですよね、キョン君?」


楽しそうにバイブのリモコンを持つ古泉には
ゲーム以外では
勝てそうもなかった。



――――

意地悪な古泉。
operation…操作







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あきゅろす。
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