Ｕターン
チャコ、アイヴィー、アイ
■チャコール・グレイ・ブロウズ 17〜8歳、164センチ
グレイとアッシュの息子。二部主人公。全体的な雰囲気や能力は母親に似ているが、骨格や細かいところ父親に似ている。
母親の都合で小さな頃から地上で暮らしてきたため、あまり悪魔や天使のこと、魔界のルールなんかを知らない。普通に学校に通い、普通にバイトしている普通の学生。
特別優等生でもなければ劣等生でもない、たまーにこっそりお酒を飲んだりタバコを吸ってみたりするが、嗜む程度。性格も母親や父親のようにとんがっておらず、面倒見がよくて正義感が強いが、臆病で弱虫な所もある。背が低いことがコンプレックスという、どこにでも居そうな男の子。
セオドアに足を切られたり殺されたり犯されたりと酷い目にあってらっしゃるが、このへんは親に似たのか異常なほど心が強く、何度も折れそうになるが必死で我慢。母親に会えない寂しさを何年も我慢しているからか我慢は得意のようだ。
まだまだ同じ年頃の母親と比べて戦いの経験が無いからか未熟な所ばかりだが、才能はあるらしく倫太郎と戦った時はほぼはじめてにしてはなかなか筋のいい動きをしていた。
母親のようにかっこいい英雄になりたいと思っていたり、セオドアに対して何でもすると命乞いしたりと子どもっぽいところも多々見せる。
★シャドウ・A・レパード(灰影の悪魔)
「灰影の豹」
母親とほぼ同じで、影の中に入ったり体を武器に変形させる。影を炎のような形に変えて噴射したりできる。影への耐性や体を維持する能力が高く、だいたい48時間くらいは影の中に居ても大丈夫だし、影の少ない明るい場所でも、体を一瞬ふたつにわけて、すぐにくっついたりといった芸当ができる(まだこの力に気づいていない)。
自分の小指を切り落とし、対象の影に溶け込ませることで対象の追跡ができる。小細工ができるグレイといった感じの力。特別な力が少ない変わりに身体能力は高めで、アクロバティックな動きや、体力が高く動き回ってもあまり疲れを感じない。
■アイヴィー 17〜18歳 164センチ
本名はチャコール・グレイ・ブロウズで、別世界のアッシュとグレイの娘。父親に似た癖のついた白い髪と、つり上がった赤い目が特徴的。
性格は非常に母親に似ている。髪を伸ばして可愛らしいお人形のような見た目だが、ハートや言動はまさに男のようなもの。たまーに女の子の部分を見せたり一人称は母親と違ってあたしだが、男のような口調、非常に正義感が強く曲がったことは大嫌い。嫌いなものに素直に嫌いと言ったり、かなり気が強かったりと、男にしては大人しいほうのチャコや種族レベルで見てかなり大人しいライラがビビり倒している。
嫌いなタイプはセオドアのような男。アイヴィーが暮らしていた世界では、アイヴィーとライラは恋仲にあったらしくアイヴィーは眠っているライラに寄り添ったり、心配する姿をよく見せている。
★シャドウ・グレイ・ト・モス(灰影の蛾)
「影の不快な灰色の蛾」
母親と同じように影に入ったり体を武器に変形させる。大砲や斧といった大きな武器は小柄な女の子だからか難しいらしく、あまり変化させずに剣や銃、ナイフなどを好んでいる。影の耐性が低く、数十秒しか影の中にいられない。
父親のように体や髪の毛を蛾に変えて飛ばす。蛾にはアイヴィーの設計図が含まれており、本体が死んでも復活できる。毒の鱗粉も使えるが少し手足が痺れて動きが鈍くなる程度。その変わりに炎の魔法の威力は、影の力もあってかかなり高い。連発できないため、いざという時の切り札。
蛾と視覚や聴覚、触覚などを共有できる。戦えるアッシュといった感じの力。
■橘 アイ(たちばな あい) 7〜9歳→16歳 120センチ→155センチ
セオドアの実の娘。普段はミカの魔法により小さな子どもの姿で橘家で暮らしている。セオドアがアイの力を使いたい時に迎えにくるらしい。小さい姿でも本来の姿でも絵を描くのが好きらしく、よくスケッチブック片手に出かけたりしているようだ。大人しく、あまり喋らない静かな女の子。小さい時は橘の父親、大きい時はセオドアという実の父親に恐怖している。ミカとは正反対。
死んだ人間を生き返らせることに疑問をもっており、あまり生きるのが楽しくない様子。そのため力を使うことを強いるセオドアのことを嫌っており、そしてその血が流れている自分を嫌い、たびたび自傷する。そのためセオドアは普段は子どもの姿にして自分から離しており、自分のそばにおくときも大量の監視をつけたり拘束したりしている。セオドアとしては何としてもアイを失いたくないようだ。
★メメント・モリ(死憶の天使)
「死を憶え」
スケッチブックに描いた死んでいる生き物を生き返らせたり、実際には存在しないものを少しだけこの世に存在させる。
死んで復活した生き物は、アイから半径10メートル以内のどこかに召喚される。ルールとして、成仏していないこと、肉体が全身の50パーセント存在すること(骨だけの状態でも、50パーセントあれば完全に復活できる)、死んでからあまり時間がたっていないか、たっていてもその魂が強く生きたいと願ったり強い魔力を持っていれば復活できる。
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