[携帯モード] [URL送信]

*Special*
V
「つむぎ、流れ星!あっ、流れ星がいっぱい降ってくる!」

その言葉にぱっと空を見上げると、キラキラと大量の星が夜空を駆け巡っていた。


「すごい…!」

その光景は壮大で、綺麗で、心のシャッターが止まられないほど。

私の涙はいつの間にか止まっていた。


「つむぎ、早く願い事しよう!」

「うん!」

『いつまでも、ずっと、一緒にいられますように!』




「つむぎ。つーむー。つむちゃん!」

「ん……う?」


大きな手に優しく体を揺すられる。

すると、淡い水色の瞳が開くと深い夜空のような瑠璃色とかち合った。

まるで、あの時の星空のよう。


「しずく!?」

それが、雫だって気づくのに相当かかった。

[back][next]

3/5ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!