*Special*
E
「マジかぁ。じゃあ、千穂。今度それ来て、俺とデートしようぜ!」
大騎は悠介の言葉を無視して千穂を誘う。
「大ちゃんとデート?」
首を傾げる。
「なっ…こんな奴より、千穂ちゃん僕とデートしようよ!」
今度は悠介が千穂を誘う。
また、二人睨み合う。
「うーん…じゃあ、大ちゃんと悠ちゃんとちぃで3人でデート!」
やっぱりこうなる。
思春期を迎えた三人は、千穂は相変わらずこんな感じで…二人の想いは平行線。
いつか恋人達の甘いクリスマスを夢見る二人だった。
聖なる夜は静かに過ぎ去っていく。
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