*Special*
D
「およ?」
そこに、千穂の間抜けな声が響く。
「大ちゃん、悠ちゃん。雪振ってきたよ。」
千穂は窓の外に目を向ける。
「ホワイトクリスマスだね。」
ジュースを一口飲み悠介は言う。
「今年のプレゼント何だろう…。」
大騎は別の方向へ思考がいっていた。
「どうせ、ゲームだろ?」
悠介は馬鹿にしたような目線を大騎に送る。
「そう言うお前は何だよ。」
大騎は悠介を睨む。
「僕は、本だよ。」
「…本の虫。」
ぼそりと呟く。
「なんだって!」
「ちぃは…洋服!白のニットワンピ。」
悠介の言葉に重なるように、千穂が嬉々として答える。
[back][next]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!