*Special*
A
「大ちゃんこれ持って〜。」
「おう!」
ぐらぐら…。
千穂は、うーんと背伸びをしてカラフルなモールを飾り付けている。
千穂が乗っている台は、ぐらぐらと揺れていた。
それを見た悠介は
「大騎!お前、そこ抑えろよっ。ってか、大騎が千穂ちゃんと交代しろ!」
大声でそう叫ぶ。
「そんな、怒鳴るなよ…中学生にもなって。ほら、千穂。俺と交代!」
大騎は降りてこいと言わんばかりに、手を広げる。
「え〜…やだよぉ。ちぃ出来るもん。」
ぷぅと頬を膨らませる。
「そんな事言うなよ…ほらよっ!」
「キャー!」
大騎は、千穂を抱き上げ無理矢理台から下ろした。
そして、代わりに大騎が台の上に乗り飾り付けをする。
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