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*Special*
てる子とアメワラシ6
煙が流されたあとには…黒こげのアメワラシが。

水色のストレートの髪はボサボサのチリチリになり。

髪飾りや着物も所々切れている。


「くぅ〜。…アンタ、覚えてなさいよ。今度、アンタの泣きっ面を拝ませてもらうんだからっ!!!」

アメワラシは、地団太を踏みギロッとてる子を睨んだ後どこかへ逃げていった。





ここ最近続いていた雨は止んだようだ。

雲は黒さが薄まり、白へと変わってきている。


「ふぅ…任務完了です。早くおじじ様の所へ帰らなければ。」

てる子は傘を掲げ、ゆらゆらと風に乗り帰っていった。



空には大きな虹が橋のように通っていた。


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あきゅろす。
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