*Special*
てる子とアメワラシ5
「こんなものっ!ていっ。せいっ。やぁっ!!!」
アメワラシは、唐笠を一旦閉じるとてるてるぼうずをそれぞれ一刀両断していく。
アメワラシが動く度に、着物の裾が翻る。
「ふぅ…こんなものかしら。まだまだ、アンタ甘ちゃんね。」
「ほえ。甘ちゃんなのはアメワラシさんですよ?」
にっこり。
「えっ…キッ、キャー!!!」
アメワラシの背後には、一体のてるてるぼうず。
それからは、ジジジ…と不吉な音がしている。
アメワラシは冷や汗が垂れる。
そして、それはアメワラシが避ける前に爆発した。
ボンッ!!!
辺りは一瞬黒い煙に包まれる。
[back][next]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!