[携帯モード] [URL送信]

*Special*
4
「あっ、あの憂兎さんにお礼をしたくて…えっと…えいっ!」

雪乃が祈る様に手を組む。

すると、パァァァと体が光りそれに吊られ雪がキラキラと輝き出した。

そう…いわゆる"ダイヤモンドダスト"だ。


「おわっ…すっげー!!!」

僕は心にその風景を心に焼き付けるように必死に見入る。

そんな、憂兎に雪乃は微笑み彼の元へ走り寄る。


「憂兎さん…私からのクリスマスプレゼントです。」

雪乃は憂兎の手を握りそう言う。


「雪乃…ありがとう。」

僕も雪乃の手を握り返す。



真冬の…聖なる夜の奇跡。

1人の少年と小さな雪の子は決して離れまいと手を握りしめた。

[back]

5/5ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!