*Special*
第一章
コツコツコツ…。
どうやら、さっきから音を立てているのは小鳥のようです。
窓の外で、必死にレチェーナを起こそうとしています。
チュンチュンチュン…。
「んっ…ふわっ…?」
むくり。
レチェーナがひょこっと起き上がりました。
てちてち…。
レチェーナは今4歳です。
とても好奇心旺盛で、城の外に出る度いろいろな物に興味をしめします。
そして、この小鳥達も城の裏側に広がる森でお友達になった鳥です。
毎朝、レチェーナを起こしに来てくれます。
ガラッ。
レチェーナは窓を開けます。
そして「おはよう!」と小鳥にあいさつをしながら、餌をあげます。
今日は、レチェーナは裏の森に行くらしく朝からせかせかと準備をしだしました
。
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