[携帯モード] [URL送信]

ブラック★ボーイズ

「とんだカマトト野郎だな、オイ」
「カマトトって…ああ、さっきのこと?君が銃なんか出そうとするからじゃないか。あそこで僕があの人達やっちゃってたら、君は次にどう動いたんだろうね」

ああ怖い怖い、と自分の肩を抱きながら西園寺はわざとらしく言った。

確かに、あのままでは入学前の新入生にしては酷な学校生活の始め方(というかその前に退学だ)をしていたかもしれない。西園寺なりの配慮だったのか。
袖下の銃を無意識に握り締めていた。

「俺は、もう…撃たない。撃ちたくない」

決めたんだ。足を洗うって。だから、


「冗談でも簡単に殺せとか言うな」






人が死ぬのは、もう見たくない。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!