僕と彼女の短い時間(短編) ななぺーじ 〜2ヶ月後〜 俺は雪と仲良い友達になっていた。 付き合っていない。 でもまんざらでもないような気がする。 と、調子乗ったことを考えて、俺はいつものように外ばきと中ばきを入れ替える動作を行う。 すると中ばきを出すと同時に一枚の紙が落ちてきた。 《放課後、屋上に来て 雪》 これはいわゆるラブレターという奴だろうか。 まじかよ!!!! 初ラブレターだ!!!! ここ放課後に時間飛んどこうか? 作者も時間無いらしいし。 ということで今は放課後、屋上に着くと雪がいた。 「おぉ〜ユキドウカシタノ?」 どうやら差出人は雪らしい。 「あぁ遅かったね、これあげる」 そういうと小さな紙袋を渡してきた。 「どうしたんだ?なんでこんな物?……」 渡した瞬間俺にキスをする。 「え、!?」 すると立ち去ってしまった。なにこれ? −−−−−それ以来彼女を見ることはなかった。 [*前へ][次へ#] |