過去拍手文章
2012年11月前期掲載
「なぁ…。ルーシィ。キスしよう。」

「は?」

「オレとキスしよう。」

「え?ナツ?何言ってんの?」

「だぁから!オレと、キスしようっつってんの!」

「えっと…。聞き間違いかしら…。耳が…。」

「聞き間違いじゃねぇよ。キース!」

「あんた…バカじゃないの?ダメに決まってるじゃない…」

「えぇ〜…。じゃあ…チュウしようぜ。」

「言い方の問題じゃないから…。」

「ちぇ。別にいいじゃねぇか、キスくらい。減るもんじゃねぇし。」

「そぉゆう問題じゃないでしょ!!だいたい、突然なんなのよ…。」

「突然じゃねぇよ。オレは前々からルーシィとしたいと思ってたぜ?キス。」

「んな!!なんでよっっっっっっ!」

「だってよぉ…。オレいっつもオマエの事、助けてんじゃん?」

「え?えぇ…そうね…。」

「結構、大変なんだぜ?大魔王とか、悪の帝王とか、西の魔女とかと戦うの…。」

「へ?」

「それにオマエ…いっつも幽閉される場所が、いばらの森の奥とか、
わけのわかんねぇ洞窟の中とかで探すのも大変なんだよ。」

「はぁ??」

「だから、お礼くらいくれてもいいじゃねぇか。
助けてもらった姫は、助けてくれた勇者にチュウしてお礼するのが定番なんだろ?」

「あんたそれ…あたしの小説の話じゃない!!」

「おぉ、そうだぞ?ルーシィの小説の姫は、いつも勇者にチュウしてくれねぇんだもん。勇者が可哀想だろ。」

「だからって、あんたとあたしが何で今キスしなきゃなんないのよ!」

「あぁ?だってあの勇者と姫は、オレとオマエだろ?だからオレが可哀想な勇者の代わりに…」

「全然関係ないじゃない!!そもそも、あの小説は別にあんたとあたしじゃn…ムグッ!!」

「…。」

「…!?」

「はい、ごちそうさん。ごちゃごちゃうるせえんだよ、ルーシィは…。
次の小説、ちゃんと勇者と姫にチュウさせろよ?じゃないとまたすっからな。」

「…。」

「ま、書いてあってもまたチュウするけどな。」

「!?」



ナツも消化不良だったそうで。一応、前回拍手のハピルーの続きって事で。このシリーズはこれで多分終わり。
きっと…ナツは毎晩ルーシィに読み聞かせしてもらってるんだよ。
んで、いつもルーシィの唇を狙っていた…とヾ(;´▽`A``。はい…お粗末様でした。


開け!!獅子宮の扉!!

拍手

お兄ちゃんは、デート中です。
姫、お仕置きですね。

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あきゅろす。
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