☆小説☆
@(完)
高野さんをちょっと驚かせてみよう!
まず、服のお腹部分にタオルを重ねて入れます。
仕事から帰ってきた高野さんに、
「できちゃいました」
「………んなわけねーだろ」
わかってますとも。
ハナから信じるなんて思ってない。
第一、男の俺に赤ちゃんなんて……
「ちゃんと避妊してるからな」
「………」
違う。
なんかおかしい……!
「っていうか、突っ込むところはそこですか!?」
「……突っ込む?そんなに早くヤりたいのか?」
「違います!!!」
「じゃあなんだ」
「今の正しい反応は『男に子供ができるかよ』です!」
「んなこと、ヤってみなきゃわかんねーぞ?お前、女っぽいし」
ダメだこの人。
明日、有給とって、病院につれていこう。
もちろん頭の病院。
だいたい、
「なにが『避妊してるからな』ですか!!してないじゃないか!」
昨夜だって中出しを………。
まぁ、後処理してくれるから、いいけど。
十分恥ずかしいけど……。
「よし、分かった」
「何が分かったんですか……」
俺はもう脱力気味。
声に元気がない。
「子供ができるか実験だ。もっと激しくヤったらデキりかもしれ―――」
「何にも分かってね―――!!!」
あ、まだ叫ぶ元気あったみたい。
「大丈夫だ、問題ない」
「大ありです!!!――って、あぁぁあぁ」
律が『腰が痛いです』と文句を言いながら起きてくるまで、あと6時間―――
END
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