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クロムハーツ



理事長は世界でも5本の指に入ってもおかしくない日本を代表する水無瀬財閥の総帥で60歳を超えているにも関わらず威厳がありながらも聡明な顔立ちをしている美形だ。
水無瀬財閥を受け継ぎ今だに規模を大きくし続けている理事の息子も優しい顔立ちの美形で、誰もがテレビで1度は見たことある財政界の有名な人物である



「俺がその疑問説明してやるよ!おはよお二人さん!」

「っ!栄人…びっくりさすなよ」



急に現れたのは朝練を終えたばかりの俺たちと仲がいい栄人だった



「ごめんごめん。話の続きだけど、先輩の話じゃ理事長の孫は小学生まではこの学園にいたんだ。だけどこの学園って窮屈だろ?とくに美形で水無瀬の御曹司様ともなれば…。しかもこの学園は社会の常識から外れまくっている。だから理事長が社会勉強の一貫として外に出ることを許したんだ、条件付きでな」

「条件?」

「高校生になったら戻ってくることと、戻ってくる場合は一般入試で首席で入学することらしいんだ。この条件を守れない場合は跡取りとしての資格はなしって事らしんだ」

「え…ここの入試最難関だぞ?それを首席入学って…」

「水無瀬を継ぐってことはそれだけの頭と独り立ちの中での自己管理が問われてるわけか」

「そ。そして見事首席入学を果たした孫様が注目されているってわけだ」




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