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見舞いの花










いつも一護の横を歩いてて、

仲がいい兄弟だなって思ってた。



その睦まじい姿が羨ましかった――…。





「ちょっと一護!!あんた今日、掃除当番でしょ!」

「あ?悪い、代わってくれ。」

「ハァ!?なに言ってんの!?私部活あるんだから!」

「本当、悪いな!今日は蓮にチャド紹介する約束してんだよ、じゃあな!」



そう言ったアンタの顔がすごく嬉しそうで、
なぜか私も嬉しくなった―――。





初めて会ったとき

なんて優しい目をしてるんだろうと思った。



「ム…よかったのか?」

「たつきか?いいって、アイツも蓮のこと気に入ってくれてっし。
てか、チャドの手に持ってるの…なんだ?」

「…花だが?」

「花は解るけどよ、蓮の見舞いにか?」

「…ム。」

「別にんなのいらねぇのに…でも喜ぶぜ、サンキュ」



一護が優しい目をするのは蓮の話が多かった。


病院にいくまでに他校生に絡まれ、掠り傷を作っていた俺たちに、


真っ青な顔でよってきた君は初対面にもかかわらず本気で心配してくれた。



小柄な小学生に説教される大柄な中学生。


なぜか笑えて、一護と目を合わせ微笑んだ。























(『もうっ!いちにぃたち反省してる!?』
「してる、してる。あ、チャドがお前に花やるってよ。」
「ム、見舞いだ。」
『え?僕に?わぁ〜きれいだな…ありがとう、チャドさんっ!!』
「あぁ。どういたしまして、」)


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