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知らない雨に焦がれる。
歓迎会
食事中はイーピンとフウ太から綱吉の武勇伝を聞いたり、奈々とリボーンとビアンキから綱吉の失敗談を聞いたりした。綱吉本人は必死に止めようとしていたが、誰も聞く耳を持たない。
そのうち、綱吉も並中や友人のことを始め、鈴乃の知らない並盛をみんな教えてくれた。
そうこうしてるうちに、お腹が膨れて食事から気が逸れたのか、ランボが鈴乃に気付いた。

「あれれ〜。知らない奴がいるもんね!!」

「ランボ!最初に紹介しただろ!?」

ランボの言葉に綱吉が食ってかかる。
それを見て笑いながらイーピンの隣に座っているランボに鈴乃は近付いた。

「私は綱吉………ツナの妹の鈴乃だよ。
スズって呼んでね。
よろしく、ランボ。」

「俺っちはランボさん、五歳だもんね!
ランボさんの夢は、ボヴィーノファミリーのボスになって全人類を跪かせることだもんね!!」

「何言ってんだよ、ランボ!」

「そっかあ、頑張ってね。」

「スズまで!?」

「もう、お兄ちゃん過剰反応しすぎだよ。
子どもの言うことなんだから。」

「うっ、そうだけどさ………。」

ここでそのやりとりを見てクスクス笑っていた奈々が口を挟んだ。

「そろそろデザートにしましょうか。」

その言葉に子ども達が目を輝かせる。

「ビアンキちゃん、私お皿を片付けるからケーキを切ってくれないかしら?」

「分かったわ、ママン。任せて。」

はしゃぎ回る子どもたちの横で2人は動き始めた。

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