知らない雨に焦がれる。
独白。
あたしは死んだ。
今は特に痛みも苦しみもない。
別に自殺願望者じゃないから心残りも結構ある。
家族は普通の基準がわからないけど仲は悪くなくて富豪じゃないけど貧しくもない、あたしからみてもごくふつうの一般家庭だった。家族から離れると思うと悲しい。
友達も優しい子たちに恵まれて、よく大好きなマンガの話をしたりして楽しかった。まだ、たくさん遊んだりしたかった。
趣味はラノベやマンガを読むことだったから、好きなマンガを最後まで読めなかったのは未練だ。
死にたくないなぁ。
もう遅いけど。
願わくば、来世もそれなりに恵まれていますように。
そして、できればこの思い出は忘れませんように。
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