銃と錬金術と二つの世界
呪いと実験
やばいやばいやばい。
兄に発砲される。兄がいなくてよかった。
「二十歳?」
二人とも怪訝な顔してる。
「どういうことだ?」
「信じてもらえないから言いません。」
ぱっと二人は顔を見合わせる。
「あのね、この人もしんじられないようなことになっているのよ。」
トリシャさんが男性を示し、笑みをたたえながら話す。
「じつはな俺も……」
男は遠い目をして語り始めた。
****
「不老不死、ですか……。確かに信じがたいですね。」
しかし、それならこの男の異様な気配も辻褄が合う。
「だろう?
俺は実体験してるし、トリシャはそれを信じてくれた。
それに、誰にも言わない。」
「わかりました。話します。
お世話になるのに、そんなぶっちゃけた話をしてくれて、コッチは何も言わないなんてことできません。」
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