銃と錬金術と二つの世界
sister
気がつけば、小さくなっていた。
足も手も、もちろん体も。
周りを見ればみんな同じで。
その場にいる8人全員成人した大人から生まれて間もない赤ん坊のサイズへ。
………8人？
違う。最初は9人だ。
誰だ。誰が減った。
俺。
ヴェルデ、いる。
風、いる。
バイパー、いる。
スカル、いる。
ラル・ミルチ、いる。
コロネロ、いる。
ルーチェ、いる。
最後は………俺の………
「!!」
みんなの肩が俺の声に揺れる。
「どこだ、どこにいる!?」
この腕に包んであの光から庇ったはずの俺の大切な！
「リボーン。」
焦り、叫ぶ俺に静かに声をかけたのは、ルーチェ。
「あの子は、この世界にはいません。
………しかし、生きています。
いつか必ずあなたの前に現れます。あの子を信じて。」
「………必ず、だな？」
「必ず。」
信じよう。だから必ず帰って来い。
俺の大切なかわいい妹
キアラ
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