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黒猫の歩み(長編集)
序章
※閲覧する前の注意事項※

・死にます
・流血等の過激描写が在ります
・心臓が弱い人にはお薦め出来ません
・主要キャラが殺し合います
・生き残るのは一人丈です
・舞台は現代ですが、戦国衣裳着てます
・口調が安定しないのは気のせいです
・誰が生き残るのか予想して下さい




序章

「此は、唯の暇潰しだ」

暗い、暗い石畳の廊下を歩きながら男は呟いた。

「誰が生き残り、誰が死ぬのか」

誰に云うでもなく、独り言の様に。

「極限状態に追い詰められた思考回路の行く末の先に在る悲劇」

月明かりしか照さぬ男の姿は、最早異形。

「裏切り、絶望、憎しみ、殺意、哀しみ」

微かに聴こえる、崖に打ち付ける波飛沫。

「私に見せてくれたまえ」

古びた分厚い本のページが、吹き荒れる風によって捲れ上がる。

「卿等が紡ぐ物語を」

男は、頭上に手を挙げた。

「其の身で綴りたまえ」

男が指を鳴らすと、突如焔が燃え上がった。

「物語には名が必要だ。私が綴ろう」

焔に包まれながら男は呟いた。

ー『DOOM GAME』


此の物語を紡ぐのは誰か。
此の物語の行く末に待つのは《希望》か《絶望》か。
其とも《惨劇》か《喜劇》か。
其は、誰にも分からない。
唯、物語を紡ぐ為に。
其の身を犠牲にして。
唯、物語を綴る為に。
暇潰しに捲き込まれた丈。

ー卿が紡ぐ物語を綴りたまえ

DOOM GAME
物語が、今始まるー



†  †  †  †  †  †  †  †  †  †  †  †  †  †
ずっと執筆したかったネタ【武将達の殺し合い】
ぶっちゃけ、生き残る人既に決まってます!
登場人物が多いので扱い雑に為るかもです

2015.12.20 Black Cat 


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あきゅろす。
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