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『醤油…』
「はい♪」
周りを見渡していたら目の前に差し出された醤油。
「あ、ありがと…」

何も言わなくたってわかる。
時に感覚もシンクロするくらいなんだから…もう、わかるでしょ?


好きな物だって
好きな事だって
好きな場所だって
何が必要で
何を求めているのかだって


あたしは知ってるよ。


仕草や癖だって
何でも、


「何も言ってないのによく分かったね」

「当たり前でしょ?だってあたしはレンのお姉ちゃんだもん」


知ってるよ、

双子だからとかじゃない。

姉弟だからとかじゃない。




知ってる。




何よりもアナタが
好きだから。









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