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long(RIKKAI@)
マネージャー


合宿二日目






「今日からしっかり練習していくよ。まずは二人一組になってサーブ練習とリターン練習からしていこう。次に各自、自分が伸ばしたい部分の自主練をして10分休憩からの練習試合をして走り込みをして終わり」


「「イエッサー!」」



二人一組になりサーブ、リターン練習を始めるレギュラー陣。その様子を目を輝かせて見ている羽月。


(いけないいけない、ドリンク作らなきゃ)


もう少し見ていたかったが、羽月はドリンク作りに取り掛かる。
この前初めてドリンク作りをやったのでうまく出来るか緊張しながら作っていく。


(たしか丸井くんと切原くんは少し濃いめ、蓮二くんと柳生くんと精市くんは薄め、他は普通が好みだったよね)


味調節しながらペットボトルに入れ、出来上がったドリンクを冷蔵庫に冷やしておく。


(これで休憩時間にはいい感じに冷えるよね。よし、次はタオルを用意して、時間が余ったら練習見させてもらおう)





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「真田くんお疲れ様。はい、タオルとドリンク」


「ああ、助かる」


「さっきすごい形相でボール打ち続けてて何してるのかなーって見てたらあれ落ちてくる葉っぱに当ててたんだね」


「うむ、集中力とコントロール力を高める練習だ」


「すごいコントロール力だったよー!真田くんみたいに日々鍛錬を積んでる人だからこそ出来るんだろうね。尊敬する」


「そ、そうか」


「あ、他の人にもタオルとドリンク配ってこなきゃ。休憩時間はしっかり休んでね」


「う、うむ…」





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「みんなお疲れ様。はい、タオルと、こっちがマサくんと桑原くんのでこっちが柳生くん、こっちが丸井くんのドリンクね」


「ありがとうございます。羽月君」


「サンキューな」


「サンキュー!羽月君!」


「ありがとさん。すっかりマネージャーが板についとるのう」


「そう?よかったぁ。次は練習試合だよね、みんなはやっぱりダブルスでやるのかな?」


「いや、今日はクジで決めるからまだ誰がシングルス、ダブルスか、誰と戦うかとかはまだ決まってねーんだ」


「へぇ、ドキドキだね」


「どんな相手が来てもそいつに合った攻略法を見つけ出す。そうゆう面では参謀や幸村、真田なんかが有利じゃろう」


「真田はゴリ押しって感じだけどな」


「ま、俺は誰が来ようが天才的妙技で勝ってやるよ」



羽月に向かってウインクをしながらピースサインを突き出す。それににっこりとピースサインで返し人差し指と中指を丸井のそれと合わせる羽月。
それを面白くなさそうに見る仁王にそれに気づき慌てる柳生とジャッカル



「ふふ、頑張ってねみんな。それじゃ俺はまだ配ってない人がいるから」



(丸井と当たったら絶対潰すぜよ)




どんなペテンを使ったのか分からないが仁王は無事(?)丸井とシングルスで当たり丸井はコテンパンにされてしまったのであった…











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あきゅろす。
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