long(RIKKAI@)
手品と提案
前回と同じく【笑顔〜】と【興味〜】の間のお話
あいつからもらった弁当が美味かった。
俺は元々少食だからいつも適当に買ってきたものでも間に合ってるのだが、最近はあいつが自分の弁当を俺に食べさせてくれる。
だから俺も何かしてやりたくなって得意な手品を見せてやったら思った以上に喜んでくれてその笑顔があまりにも綺麗だったので、もっとこいつの色んな表情が見て見たいし、これからもこいつの笑顔を見ていきたいだなんて思って俺はまた屋上へ足を運ぶ
「遅い。退屈したナリ」
「前の時間自習だったから本読んでて集中してたらいつの間にか休み時間になってた」
「また来ないんかと思ったぜよ」
屋上に来る約束なんてしていなかったが、文句を言ってみるとエヘヘなんて笑っていた
「そーいやお前さん、クラスはどこぜよ」
「F組だよ」
「これからは俺がクラスまでおまんを迎えに行っちゃるき」
自分のいるB組からは遠いが、もういつ来るか分からない状態で待つのはごめんなのでそんな提案をしてみると驚きながらも羽月は俺の気に入ってる笑顔で「よろしくね」と一言言う
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