long(RIKKAI@)
勇気とお祝い
《side仁王》
「随分とみんなのこと褒めてたのう。それで、俺はどうだったんじゃ」
「え?あ、あの…相手の裏をかく戦法、マサくんのテニスしてる姿…すごくかっこよかった…」
恥ずかしそうに顔を赤くしながら言う空風が可愛くて頭を撫でる
いつもの分かれ道に着き、それじゃあと歩き出そうとしたらユニフォームの裾を掴まれ振り向く
「…………」
「空風…?」
「……えっと、俺の家来ない?お祝いしようかなって…」
俯きながら話す空風に微笑む
「お前さんの手料理が食べれるんかのう」
「マサくんが俺の料理でいいなら…」
「大歓迎ぜよ。ただ、俺汗くさいだろうからシャワー浴びて着替えてからでもええか?」
「う、うん…!」
「買い物は一緒に行くか。待っときんしゃい」
「待ってる!」
一緒にスーパーへ買い物に行き、空風の手料理が振る舞われる。どれも美味しくて「どう?口に合うかな…」と不安そうな空風に「美味しい。最高じゃ」と本音を言えば、ぱああと笑顔になり、「あ、そうだ」と切り出す
「県大会優勝おめでとうマサくん。関東大会も頑張ってね!」
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