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ハイキュー!!☆BL要素含みます☆
雨の日の不意打ち(月島/田中)

「今日は久しぶりに快晴となるでしょう  傘は必要ありません」


朝、テレビで爽やかな笑顔の女子アナがそう言っているのを耳にしながら僕は折りたたみ式の傘を鞄に入れた


学校へ行き、部活にでる

午後7時2分 部活が終わり、烏野高校男子バレー部はまとまって玄関へ向かう


真っ先にドアを開けた日向が「ぐわあ」と奇声を発した

一瞬何事かと思ったが外を見て察した


外は土砂降りだった


「やべーやべー俺、傘持ってねえよ!」

オロオロとあわてる日向に


「いくら天気予報が言ってたからって、まだ6月なんだから折りたたみ傘くらい持ち歩くデショ、普通」

と、追い打ちをかける


すぐに「なんだとぉっ!?」と反応する日向を横目に僕は傘をさして外に出た


寒い、風邪引くかも

そんなことを思いながら僕は足を早めた


すると、

「ぬああああああっ!!」


明らかに彼のものと思われる雄叫びがどんどん僕に近寄ってきていた


「はあ…田中さん…」

僕がため息をついて振り返ると、思った通り坊主頭の高校生が水溜まりを蹴りながら走ってきていた


「ぜえっはあっ…月島…一緒に帰ろうぜ…」

僕に追いついた田中さんは息を切らしながらそう言った


そんな事より

「田中さん、傘無いんですか」


全身ずぶ濡れの姿を見るに、こう推測するのが一般的だろう

「んにゃ、あるけど」

え…


「じゃあなんでさしてないんですか」

僕が当然の疑問を投げかけると、田中さんは少し目をそらして

「お前の傘に、入れて貰おうかと思っ…て…」

そう言った


思わぬ不意打ちに僕は不覚にもときめいてしまった


「……ズル」

思わずそう呟くと、田中さんの目がまた僕を見る

「……やだ?」

そう聞いてくる田中さんを僕は歩道橋に追い込み


「相合い傘だけじゃ、終わんないかも」

と微笑んだ

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こんにちは!管理人です!

今回の作品は…何というか…田中さんがもはや女子ですよね笑

まあ、それは置いといて(おい

感想リクエストどんどんよこしてください!
お待ちしてます!

それでは!今後ともごひいきに〜

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あきゅろす。
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