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ハイキュー!!☆BL要素含みます☆
本当に欲しい人(田中/月島)

ガチャッ

部室の扉が開いて待っていた人が入ってきた


………両手に大きな紙袋を抱えて


ー3時間前ー


「ふんふーん♪ふんふふー…って あれ月島か?」

昼休み、イチゴオレを片手に校舎を練り歩いていた俺は遠くに女子の大群を発見した

その中心には金髪の長身の男


月島がいた


「なんであいつ、あんなに囲まれてんだ…?」

俺がそうつぶやいたそのとき、すれ違った女子の口から『バレンタイン』という単語が飛び出した


あーーっ!そうだ、今日は2月14日
バレンタインデーだ!長い間無縁すぎて忘れていたが…


ってことは、月島あいつ……



そして今に至る

もちろん、その紙袋の中身はお菓子

愛のつまった手作りお菓子


俺は月島の自慢話をベラベラとしゃべり続ける山口をかわし、サポーターを着けている月島のもとへと向かった


「あーあーこんなに貰っちまって…こりゃ彼女できたな?」

俺がそう言うと月島はふと体を起こし


「そんなに心配しなくても、僕に彼女はできてませんよ」


と言った


「はっ…はー?別に心配なんかしてねえよ!」

自分で顔が赤くなっていくのがわかる


「そうですか」

すべてを見透かしたように笑う月島


……クソッ


「で、でもあれだな こんな量の義理チョコってのも珍しいな」

俺が極めていつも通りに言うと、月島はしれっと

「ああ、告白なら全部断りました」

と言った


「はーっ?この人数をか!なんて贅沢な奴だ!」


俺が思わず叫ぶと、月島はまた笑う

「はい、本当に欲しい人から貰えればいいんで」


そう言って伸びた手は俺の頬に軽くふれた


がーーーーっと全身の体温が上がっていく


「な、ななな…」

俺がアホみたいに口をぱくぱくさせていると、月島はぐっと距離をつめてきた


「ち、ちょっと落ち着け、つきし「なんちゃって」


耳元で囁かれた予想外の言葉を理解できず、俺はぽかんとしてしまう


でもすぐに事態がわかってきて……


「……このっ…くそ生意気な後輩めっ!!」


周りなんか気にせずそう叫んでしまった


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皆さんこんにちは〜

今回は超!季節はずれのバレンタインのお話しです(これから夏ですけどね!

ツッキーにからかわれる田中さん
かーわいいっ!

少しでも、そんな2人を想像しながら読んで欲しい作品です♪

これからもどんどん更新してくので、ごひいきにしてくださーい!

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