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ハイキュー!!☆BL要素含みます☆
僕の戦略 (月島/田中)

キュキュッ ダンッ!


ここは烏野高校体育館

靴のすれる音とボールのはねる音が響いている


「らっしゃあい!!」

そんな大声と共にボールが僕の横を通り過ぎた

ダンッ…  ピーッ

第1セット終了 僕達の負け


第一、向こうのチームは田中さんに変人コンビ

こっちは僕と大地さんと菅原さん


守備はこっちが上でも攻撃が決まんなきゃ意味ないデショ



「ツッキーどんまい!」

タオルとミネラルウォーターの入ったペットボトルを持った山口が僕に声をかける


「ん」

僕はそれだけ言うと、山口からそれらを受け取りペットボトルに口を付けた


別にいいけどね、あの坊主頭の先輩の可愛い笑顔が見れるなら

僕がそう思ってふと田中さんに目を向けると


「…え」

今顔を思い浮かべていた先輩がづかづかとこちらに向かって歩いてきていた


「おうおう月島〜 お前、試合前あんな生意気なこと言っといて負けてんじゃねえか」


やけに上機嫌なその人に僕は背中をバシバシと叩かれる

試合前…?

特に思い当たる節がない


「…僕、何か言いましたっけ」

「え?お前覚えてねえの?」


僕はこくりと頷く

すると田中さんはぎゅっと眉間にしわを作り
「『足りない脳みそで一生懸命考えてがんばってくださいね☆』って、言ったじゃねえか!!」

と言った


「ああ、言いましたね、そういえば」

まあ、僕はいつも人を挑発して冷静さを欠かせようとするからそんな全部は覚えてられない


「そういえばって…俺はそれで頑張ったんだけど」

ちょっといじけた田中さん

「…可愛い」

「っは?」
ピーッ

僕の言葉に顔を赤くした田中さんが声をあげた瞬間、第2セットの始まりを告げる笛が鳴った


「あっおいっ 月島ぁ!」

慌てる田中さんが僕の名前を呼ぶのにも耳を貸さず、僕はコートの中に入っていった


「…これで冷静さを欠いてくれるとありがたいなぁ」


第2セットで田中さんが面白いほど使い物にならなかったのは言うまでもない


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初めまして!

ハイキュー!!大好きな管理人です!

管理人、個人的に月田大好きでありまして

BL要素も織り交ぜながら可愛い作品作りたいと思ってます

感想リクエスト待ってますので!ぜひとも!!

こんな管理人ですが、今後ともごひいきにしてくださいな♪

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あきゅろす。
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